【ことわざ】
一年の計は元旦にあり
「一年の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」と続けていうこともある。
【読み方】
いちねんのけいはがんたんにあり
【意味】
一年の計画は、一年の最初である元旦に決めるのがよい。また、何事も最初にきちんと計画を立てるのが大切だ、ということ。
元日は一年の最初の日。一月一日のこと。「元旦」は元日の朝のことをいう。
【語源・由来】
中国の書物に「一日の計は晨にあり、一年の計は春にあり」とあるところから。
元日の朝、祝いの膳を食べるように、毛利元就の家臣が、毛利元就に促したところ、毛利元就は、黙って席を立って去ってしまったといい、しばらくしてその後、家臣を呼び出して「なぜ元旦を祝うか?」とたずねたのというです。答えることができない家臣に向かって毛利元就は、こう答えたといいます。「世の愚か者どもは、恵方を拝んで、とそを飲み、長寿・子孫繁栄を祝って浮かれているが、元旦はそんな暢気(のんき)なものではなく、年の初めに一年の事をじっくり考える。それが本当の祝いというものである。」 と毛利元就は、言いました。
【類義語】
・一生の計は少壮の時にあり
・一日の計は朝にあり
【英語】
New Year’s Day is the key to the year.(元旦は1年のカギになる日だ。)
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「一年の計は元旦にあり」の使い方
今日でで今年も終わりかー。
一年の計は元旦にありとも言うし、冬休みの宿題は、順調?。
全然やってないー。
ええーまた、怒られちゃうよ。
「一年の計は元旦にあり」の例文
- 一年の計は元旦にありというし、宿題の計画でも立てるか。
- 今年こそ、野球の試合に出れるように計画を立ててしっかり練習するぞ。一年の計は元旦にありだ。
- 一年の計は元旦にありというし、ゴールデンウィークの計画でも立てるか。
間違った例文に注意!
「朝寝坊をして、初日の出が見られなかった。一年の計は元旦にありなのに・・・。」
この使い方は間違いです。元旦におこったことで、その年のことが決まる、という意味ではありません。