「一頭地を抜く」の意味(出典)
【ことわざ】
一頭地を抜く
【読み方】
いっとうちをぬく
【意味】
人より頭ひとつ分抜きんでていることのたとえ。
また、多くの人々よりも優れているということ。
「地」は「地面」の意味ではない。
周りの人々と比べて、ひときわ頭ひとつ抜けてるってこと。これは、特に才能や能力が優れている人のことを表してるんやな。自分の能力を信じて、自分だけの道を切り開いていく大切さを教えてくれてるわけやな。
【出典】
「宋史・蘇軾伝(そしょくでん)」
北栄の文士欧陽脩(おうようしゅう)が、詩人梅尭臣(ばいしょうしん)に対して、蘇軾の文章をとても褒めたたえて、
「吾当(まさ)に此の人一頭地を出(いだ)すを避くべし(私は他よりもひときわ優れているこの人物を敬わなくてはならない)」
といったという故事に基づく。
「一頭地を抜く」の解説
「一頭地を抜く」っていう言葉は、古代中国の「宋史」に出てくる蘇軾の話から来ているんだよ。この言葉は、他の人よりすごく優れている、他の人より一歩先に進んでいるっていう意味なんだ。
例えば、テストでクラス一番の高得点を取ったり、スポーツで誰よりも早くゴールに到達したり、そういう時に使われる言葉なんだよ。
「一頭地を抜く」っていうのは、直訳すると「一つの頭が地面から抜け出る」っていう意味だけど、ここでの「一頭」は「一つ先」、「地を抜く」は「地面から出てくる」っていう意味。つまり、他の人より一歩先に進んでいる、っていう意味になるんだよ。
「一頭地を抜く」の使い方
「一頭地を抜く」の例文
- 今回のコンクールの応募作品の中でも、この絵は一頭地を抜いている作品だと審査員が口を揃えて言う。
- 彼女の料理の腕は、他の料理人と比べても一頭地を抜く存在だ。
- 彼の存在は、この劇団だけではなくすべての役者の中でも、一頭地を抜いている。
- 彼女をモデルにスカウトして正解だった。なぜなら一頭地を抜く存在感であっという間に人気になった。
- 特技はないといっていたが、彼の計算の速さは一頭地を抜く。速いだけではなく、正確だから素晴らしい。
まとめ
人よりも優れていることがあるということは、とても素晴らしいことではないでしょうか。
一頭地を抜くためには、人よりも多く努力することもあるのではないでしょうか。
自分にはできないとあきらめてしまわずに、得意なことや興味があることなど、一生懸命取り組み努力することで一頭地を抜く存在になりたいものですね。
これは、その人が他の多くの人々の中から一段と目立っているという意味合いがあるんだ。