「一天万乗の君」の意味（出典）
【ことわざ】
一天万乗の君
「一天万乗」「一天万乗の天子」ともいう。
【読み方】いってんばんじょうのきみ
【意味】
天子や天皇のこと。
「一天」は、大空。空全体。転じて全世界。一天下。「万乗」は、古代中国で乗（兵車）一万台を出すことができる大国。
「一天万乗の君」という表現は、天下全体を支配している天子、つまり皇帝や国王のことを指すんだよ。
そうかいな、それは「全国を支配する大王」ってことやな。
一国のトップに立つ人、つまり王や皇帝のことを言うんやな。どこの国でも、その頂点に立つ人は一人。その一人が万人の上に立つわけやな。これは、権力の頂点に立つ人の立場や責任を表してるんやろな。
【出典】
「孟子」に基づく「万乗の君」を強めた語。
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「一天万乗の君」の解説
カンタン！解説
「一天万乗の君」っていう言葉はね、全世界を支配する王様や皇帝のことを指しているんだよ。「一天」は「全世界」、「万乗」は「一万台の戦車」っていう意味なんだ。
この言葉は、昔の中国の時代、周代から来ていて、その頃の天子、つまり皇帝は、戦争が起きたときに一万台もの戦車を出すことができたんだってさ。
だから、「一天万乗の君」は、その強大な力と広大な領土を持つ王様や皇帝のことを表しているんだね。ちなみに、「乗」は「戦車」っていう意味だよ。
「一天万乗の君」の使い方
一天万乗の君がこの町に来るんだって。
視察に来るの？
そのようだね。
へえ。お迎えのセレモニーの準備をしないといけないわね。
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「一天万乗の君」の例文
- 徳川家の城には、現在一天万乗の君がお住まいだ。
- それは一天万乗の君に献上されたお菓子です。
- 現代の日本では、一天万乗の君は国の象徴とされる。
- 中国最期の一天万乗の君は、愛新覚羅溥儀という。
- 京都の人たちは、いずれ一天万乗の君が京に帰ってくると信じている。
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