「金請けするとも人請けするな」の意味
【ことわざ】
金請けするとも人請けするな
「金請けに立つとも人請けに立つな」「借り受け人に立つとも人請け人に立つな」ともいう。
【読み方】かねうけするともひとうけするな
【意味】
借金の保証人になることがあっても、身元保証人にはなるなという教え。
「金請け」は、借金の保証人。「人請け」は、奉公人などの身元保証人。
つまり、お金の問題は計算できるけど、人の性格や行動はどう変わるかわからへんから、それに保証人になるのはリスクが高いってことなんやね。
人を信じたい気持ちもあるけど、保証人になるという責任は重いものがあるから、よく考えて判断せなあかんってことやね。
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「金請けするとも人請けするな」の解説
カンタン!解説
「金請けするとも人請けするな」っていうことわざは、借金の保証人にはなっても、人の保証人にはなるなという意味なんだよ。
借金の保証人っていうのは、友達がお金を借りるときに、もし友達がお金を返せなくなったら、代わりにお金を返す約束をする人のことだよ。でも、人の保証人になるのは、その人の性格や行動を保証することで、これはとっても難しいことなんだ。
例えば、友達が何か悪いことをしてしまったときに、「この子は悪いことなんてしないよ」と保証してしまうと、後でその友達が本当に悪いことをしたなんて分かったら、厄介なことになってしまうことがあるんだ。
このことわざは、お金の問題はまだしも、人の性格や行動を保証することはとても難しくて、厄介なことになることが多いから、そういう保証をしない方がいいと教えてくれているんだよ。
つまり、人のことを簡単に保証しないようにしよう、ということを言っているんだね。
「金請けするとも人請けするな」の使い方
こいつはいい奴だよ。僕が保証するよ。
金請けするとも人請けするなよ。家族でもお互いの本音が分からないことがあるのに、他人のことなんてもっと分からないし保証なんてできるはずがないわ。
言われてみればそうだね。
軽々しく身元保証人にならない方が良いわ。
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「金請けするとも人請けするな」の例文
- 揉め事に巻き込まれたくないなら、金請けするとも人請けするなという。
- 金請けするとも人請けするなといい、借金の取り立てよりも大変な目にあうといわれる。
- 連帯保証人は金で解決できるが、身元保証人は相手が警察沙汰の事件を起こすと自らの信用を失うことになる。なので金請けするとも人請けするな。
- 金請けするとも人請けするなというが、実際息子をコネ採用した首相は大変な目にあっている。
- 人は恩を忘れて裏切ることがあるから、金請けするとも人請けするな。
人の性格や行動は予測が難しく、保証してしまうと後で困ることが多いという教訓が込められているよ。