「河梁の別れ」の意味(語源由来・出典・故事)
【ことわざ】
河梁の別れ
【読み方】
かりょうのわかれ
【意味】
送別のこと。人との別れ。親しい人を見送る別れ難い気持ちのこと。
ああ、それはつまり、大切な人との別れのときの、あの心がぎゅっとなる感じやな。
橋の上で手を振りながら「またね」と言って、目が濡れる…そんなシチュエーションを思い浮かべるわけやね。親しい人との別れは、本当に辛いもんやな。このことわざ、感情がよく伝わるわ。
【語源・由来】
人を見送り橋の上で別れることから。
【出典】
「文選」
【故事】
中国漢の時代、異民族の匈奴に捕らえられていた李陵が同じく捕らわれていた蘓武が許されて帰国する時「手を携えて河梁に上る、遊子暮れに何くにか之く」という惜別の詩を送った故事から。
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「河梁の別れ」の解説
カンタン!解説
「河梁の別れ」という言葉は、友達や家族を見送るときの、寂しい、さよならしたくないっていう気持ちを表してるんだよ。
「河梁」って、大きな川にかかっている橋のこと。この言葉の背景には、昔の中国の話があって、李陵っていう人が、蘇武っていう友達を見送るときに、その橋の上でさよならしたんだ。その時、李陵はとっても寂しかったから、蘇武に向けて特別な詩を書いたんだよ。この話は有名な本『文選』に載っているんだよ。
だから、今でも「河梁の別れ」という言葉を使って、大切な人とのさよならの時の気持ちを表現するんだね。みんなも、大好きな人と別れるのは寂しいよね。それをこの言葉で感じることができるんだよ。
「河梁の別れ」の使い方
卒業式は河梁の別れで切なさを感じるね。
まあ、学校はバラバラになるけど今生の別れじゃないし。
ともこちゃんはクールだなあ。
スマホがない時代と違って連絡が取りやすいしそんなにさみしくないの。
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「河梁の別れ」の例文
- 先輩たちのために、河梁の別れの会を行う。
- 親友との河梁の別れを経験する。
- 涙、涙の河梁の別れのあと、立ち寄った本屋でまた会い気まずくなる。
- 河梁の別れは何度しても悲しいものだ。
- 教師は毎年生徒と河梁の別れをするが、学び舎を巣立つ君たちに幸いあれと常に願っている。
この言葉の背景には、昔の人々が橋の上で親しい人を見送り、その場所で涙の別れを交わしたという情景があるんだ。