「川中には立てど人中には立たれず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
川中には立てど人中には立たれず
【読み方】
かわなかにはたてどひとなかにはたたれず
【意味】
世渡りの難しさをいう。
「人中」は、世間。
「川中には立てど人中には立たれず」ということわざは、川の中では堂々と立てるけど、人間関係や社会の中でうまく立ち回るのは非常に難しいという意味があるんだよ。
なるほど!つまり、川で立ってるのは楽ちんやけど、人との関係や世の中のルールで生きていくのは、かなりむずかしいってことやな。
水の中でバランス取るのはまだええけど、人とのバランスは大変やで。人間界はなかなかディープやわ。
【語源・由来】
急流の川の中に立っていることはできるが、世間に立っていることはできないという意から。
【スポンサーリンク】
「川中には立てど人中には立たれず」の解説
カンタン!解説
「川中には立てど人中には立たれず」っていう言葉は、川の中でしっかりと立っていることはできるけど、人々の中、つまり社会や世間で、色んな流れやプレッシャーに押されずに自分らしく生きるのは本当に難しいよ、っていう意味だよ。
例えば、川で遊んでいるとき、しっかり足をつけて立つことはできるけど、学校や職場、友人の間で自分の意見をしっかり持つことや、人の意見に流されずに行動するのは難しいことが多いよね。
そういう「世の中での難しさ」を表しているんだ。人と関わる中で、自分らしさを保ちつつ、上手にやっていくことの難しさを教えてくれる言葉なんだよ。
「川中には立てど人中には立たれず」の使い方
また不用意な発言で怒らせちゃったよ。
川中には立てど人中には立たれずよね。
気をつかって言った言葉や笑わせようと思って言った言葉が相手を傷つけることもあるよね。
人って十人十色だから本当に難しい。
【スポンサーリンク】
「川中には立てど人中には立たれず」の例文
- ともこちゃんは世渡り上手だが、不器用な僕は川中には立てど人中には立たれずと感じる。
- 川中には立てど人中には立たれずと思わない強靭な心や図太さを持った人が出世していく。
- 渡る世間は鬼ばかりだし、川中には立てど人中には立たれずだし、生きているそれだけで苦行だ。
- 川中には立てど人中には立たれずで対人関係に悩む。
- 智に働けば角が立つ情に棹させば流される、川中には立てど人中には立たれず。とかくこの世の中は難しい。