【慣用句】
風上に置けない
風上にも置けない(かざかみにもおけない)ともいう
【読み方】かざかみにおけない
【意味】
風上に悪臭を発するものがあると風下では非常に臭いことから、卑劣な人間をののしっていうことば。
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「風上に置けない」の使い方

昨日の空手の大会は、大変だったわね。けがは大丈夫?

絶対に勝ちたいからって、試合で反則技を使ってくるなんて、空手の道に反するし、同じ空手家として風上に置けないやつだ。

そうよね。一生懸命空手を頑張っている人を侮辱する行為よね。

次に対戦することがあったら、反則技を使う暇もないくらい一瞬で倒してやる。
「風上に置けない」の例文
- それはいかにも男の風上に置けない人間のようなやり口だし、それに今ではそんな権利もない。
- 腕力にうったえて、弱い者から飲み代を、稼ごうという了見を考えると、人間の風上に置けない気がした。
- 彼は怒り心頭で、彼を知る共通の友人に手紙を出し、あいつはうぬぼれて増長していて、さらに気がくるっているし、礼儀を知らず、文学者の風上に置けない奴と書いた。
- つまり、きみは患者である彼女の弱みを握ることで、彼女が君から離れようにも離れられない状況に置いたなんて、職権乱用たるや、精神科医の風上に置けないやり方ではないか。
- 仇に背を向けるなどということは、武士の風上にも置けない。