「牙を研ぐ」の意味(語源由来・類義語)
【慣用句】
牙を研ぐ
【読み方】
きばをとぐ
【意味】
相手をやっつけてやろうと、周到に準備をして待ち構えること。
「牙を研ぐ」という表現は、相手に対抗するために準備し、機会を待つことを指しているんだよ。
まるで猛獣が獲物を狙う前に牙を研いで待ち構えてるみたいやな。
相手を倒すための準備をちゃんとして、チャンスをうかがってるんやな。
【語源由来】
動物が獲物をねらって牙を磨くことから。
【類義語】
爪を研ぐ
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「牙を研ぐ」の解説
カンタン!解説
「牙を剥く」っていう表現は、本当にライオンやトラみたいな動物が牙(きば)を見せて、攻撃したり、自分を守るために威嚇することから来ているんだよ。
でも、人間が使うときには、それを比喩として使うんだ。つまり、人が自分の強さや力を見せて、戦う気満々であること、あるいは相手に対して攻撃的な態度を示すことを言うんだよ。
例えばね、友達とゲームをしていて、お互いに真剣勝負で、勝つために全力を出し切るようなとき、その気持ちを「牙を剥く」って言い方で表すことができるんだ。「牙を剥く」っていうのは、自分の強さを見せて、相手に対抗する、という意味があるんだよね。
「牙」は、動物の大きな鋭い歯のことを指すんだけど、ここでは「相手への攻撃」の意味になっているんだ。「剥く」は、「中身を出す」っていう意味だけど、この場合では「相手に向かって攻撃的な態度を示す」っていう意味になるんだよ。
だから、「牙を剥く」っていうのは、強く、攻撃的な態度を示すときに使う言葉なんだよね。
「牙を研ぐ」の使い方
健太くん。来週は、大事な空手の大会ね。
そうだね。もう来週に迫っているんだね。前回、彼に負けてから、長く苦しい日々だったよ。
彼に勝つために、牙を研いだの?
そりゃあ、もちろん。牙を研いで研いで、研ぎ澄まされているよ。次は絶対に勝つ。
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「牙を研ぐ」の例文
- 裁判になりそうな気配になってきたので、口が達者なあいつに言い負かされないように牙を研いでおく。
- 近いうちに彼とは、決着をつけることになると思うので、その日のために、牙を研いでおこう。
- もう二度と、あんな悔しい思いをしたくないと思うならば、牙を研いで、準備をしておいたほうがいい。
- そんなに油断をしていていいのかな、彼は、君との試合のために、牙を研いでいるそうだぞ。
- 前回は、屈辱的な負け方をしたので、今度は、圧勝して勝ちたいから、牙を研いで、彼に立ち向かう。
- 来週は、社運を賭けたビッグプロジェクトのコンペティションがあるので、牙を研いで、準備万端にしておく。