【ことわざ】
狐を馬に乗せたよう
【読み方】
きつねをうまにのせたよう
【意味】
動揺して落ち着かないさま。また、言うことが当てにならず信用できないことのたとえ。
【語源・由来】
「今昔物語集」高陽川の狐女に変じて馬の尻に乗る語より
仁和寺の東に高陽川という川があった。夕暮れになると、その川のほとりに若いきれいな娘が立っていて、京都に向かう人がいると、「馬に乗せてくれないか。」と頼む。その若い娘を馬に乗せて、五百メートルも進むと急に飛び降りて逃げていく。逃げていく姿は狐だった。という話に基づく。
【英語訳】
Like a weathercock in the wind. It does not settle down and is not reliable.
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「狐を馬に乗せたよう」の使い方

ぼくには、100人の友達がいて、困ったことがあるといつでも集まってくれるんだ。

あら、そうなの?

その他にも、30人の手下がいて、いつでも守ってくれる。

なんだか、狐を馬に乗せたような話ね。
「狐を馬に乗せたよう」の例文
- 彼の話はおもしろいけれど、いつも狐を馬に乗せたようなことばかりだね。
- 彼女のことを信用していいかと、悩むことがあるよ。なぜなら狐を馬に乗せたようなことばかり話しているからね。
- そんなに、狐を馬に乗せたようなことばかり言ってはいけないと忠告された。
- さっきセールスに来た男の人は、狐を馬に乗せたようで、あまり信用できないと思った。
- 弟は後ろめたいことがあると、狐を馬に乗せたような様子になる。
まとめ
後ろめたいことや隠したいことがあると、動揺したり、言うことがちぐはぐになったりすることが、あるのではないでしょうか。
狐を馬に乗せたようにならないように、落ち着いて信頼してもらえる人になりたいものですね。