「機知の巧有れば必ず機知の敗有り」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
機知の巧有れば必ず機知の敗有り
【読み方】
きちのこうあればかならずきちのはいあり
【意味】
才能がある人は、才能におぼれて失敗するということ。
う〜ん、自分の才能や賢さに浮かれてると、気を抜いたところで失敗するってわけか。ちゃんと謙虚にいなあかんねんな。
【出典】
「説苑」
【故事】
中国周の鄧析が衛の国を訪れた時、五人の男が井戸から水を汲んで畑にまいていた。鄧析が機械を作って効率よく水をまくことを教えた所「我我の先生の教えに機械の巧みさを知れば必ず機会によって失敗するとある。機械の作り方を知らないのではなく、あえて使わないのだ」と逆に諭されたという。
「機知の巧有れば必ず機知の敗有り」の解説
「機知の巧有れば必ず機知の敗有り」っていうのは、頭が良くて色々なことが得意な人でも、その得意さに気を取られて、うっかりミスをすることがある、っていう意味だよ。
簡単に言うと、たとえば、パソコンが得意な友達がいて、いつも早くて上手に色んなことをやってるけど、ある日、自分の得意さにちょっと浮かれて、大事なデータを消しちゃった、みたいなこと。その友達は普段はすごく得意なのに、たまには失敗することもあるんだよね。
このことわざは、「得意なことがあっても、油断してはいけないよ」ということを教えてくれるんだ。得意なことを自慢するのではなく、いつも注意深く、しっかりと努力し続けることが大切だってことだね。
「機知の巧有れば必ず機知の敗有り」の使い方
「機知の巧有れば必ず機知の敗有り」の例文
- 天才でも油断大敵。機知の巧有れば必ず機知の敗有りだ。
- 才子才におぼれるというが、機知の巧有れば必ず機知の敗有りだ。天才でも失敗する。
- 機知の巧有れば必ず機知の敗有りというが、うっかりしていると選択を誤り取り返しがつかないことになる。
- 才能に依存せず努力しないと、機知の巧有れば必ず機知の敗有りとなる。
- 機知の巧有れば必ず機知の敗有りというから、自分の才を過信してはいけない。