「気が回る」の意味
【慣用句】
気が回る
【読み方】
きがまわる
【意味】
細かな所まで注意が行き届く。
「気が回る」という表現は、細かな部分まで注意が行き届く、周りに気を使うことができる、という状態を指すんだよ。
つまり、目の前の大きなことだけやなく、ちっちゃなことまで気にかけて、ちゃんと対応できるってことやな。
他の人が見落としがちなところまで気を配ることができる、頭の回転がええってことかな。
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「気が回る」の解説
カンタン!解説
「気が回る」っていう表現は、ちょっとした細かい部分にまで注意が行き届く、人が普通は見落としがちなことにも目が行くという状態を表しているんだよ。
「気」は、「心の動き」や「感情」などの意味があるけど、「気が回る」のときには、「注意力」や「気配り」など、物事をうまく進めるために使う力のことを指しているんだよ。
「回る」は、通常「軸を中心に円を描くように動く」ことを意味するけど、ここでは「隅々にまで影響が及ぶ」や「配慮が行き届く」という意味を持っているんだ。
例えばね、パーティーの準備をしている時に、誰が何を飲みたいか、誰がどんな食べ物が好きか、誰が誰と一緒に座りたいかというような、他の人がなかなか気づかないような細かい点にまで配慮する人がいたとするね。その人は「気が回る」人と言えるよ。
だから、「気が回る」っていうのは、注意深く、思いやりがあって、細かいところまで気配りができる人のことを表しているんだね。
「気が回る」の使い方
健太くん。制服のボタンが取れているわよ。
ああ、本当だ。最近、母さんは仕事が忙しくて、僕のことにまで気が回らないんだよね。
お母さん、お仕事が忙しいの?大変ね。じゃあ、健太くんにボタンの付け方を教えるから、自分でやると良いわ。
なるほど。そうすれば、忙しい母さんに頼らなくても、自分で自分の身のまわりを整えることができるってわけだね。
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「気が回る」の例文
- 彼が、過労で死んだということをきかされて、私は、彼が連日の激務で疲れていたはずだという事に、どうして気が回らなかったんだろうって思いました。
- 自分が彼女と同じ年の頃は、とてもこんなには気が回らなかったと思うので、彼は素直に彼女に感嘆したのだった。
- 彼は、昔から、肝心なところに気が回らず、どうでもいいことで的外れな大騒ぎをするところが、最大の欠点だった。
- 私は、若いのによく気が回りますねといつも褒められるんです。
- 彼は、気が回るので、今回の幹事役にぴったりだと思うんです。