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【牛耳る】の意味と使い方や例文(慣用句)

牛耳る

「牛耳る」の意味(語源由来)

意味

【慣用句】
牛耳る

【読み方】
ぎゅうじる

【意味】
指導者となって、思うままに支配する。

ことわざ博士
「牛耳る」という表現は、ある団体や組織を自分の思い通りに動かし、支配する人物を指すという意味があるんだよ。
助手ねこ
つまり、「グループや団体を思いのままに操る人」ってことやな。

なんかちょっと悪者っぽい感じもするけど、組織をまとめ上げてリーダーシップを発揮する側面もあるんやろな。指揮者みたいな存在やな。

【語源由来】
古代中国では、諸侯が同盟を結ぶときには、その中心人物である盟主が牛の耳を裂き、各々がその血を吸って、組織への忠誠を誓い合ったと言われています。つまり、盟主は、牛の耳を取ることによって、改めて組織の中心人物になることを誇示したのです。

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「牛耳る」の解説

カンタン!解説
解説

「牛耳る」っていう表現は、自分が思う通りにグループや組織をコントロールする、つまり、自分の意思で動かすことを意味するんだよ。

この言葉の由来はすごく昔の中国にさかのぼるんだ。その頃、人々が約束事をするときに、盟主っていう一番偉い人が牛の耳を切って血を出し、それをみんなで舐めて誓い合ったんだって。この儀式では、牛の耳を切る盟主が一番重要な役割を果たしていたんだよ。

そこから、「牛耳を執る」っていう言葉が生まれ、それは「一番偉い人が集団をコントロールする」という意味になったんだ。それが時が経つにつれて、「牛耳る」に変わって、現在では「自分の思う通りに組織やグループを動かす」っていう意味で使われているんだよ。

例えば、サッカーチームのキャプテンがチームをうまくまとめて試合に勝つと、そのキャプテンは「チームをうまく牛耳っているね」と言えるんだ。

「牛耳る」の使い方

健太
僕の父さんは、母さんにすべてを牛耳られているんだよ。
ともこ
へえ。それは、お父さんが大変そうね。でも女性が牛耳っている家庭は、総じて幸せであることが多いそうよ。
健太
ええー。そうなのかな?ともこちゃんと結婚すると、ともこちゃんに牛耳られるのは間違いないことだよね。
ともこ
失礼なことを言わないで。しかも、健太くんと結婚だなんて、こちらからお断りだわ。
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「牛耳る」の例文

例文
  1. 彼は、もう八十近い歳なのだが引退などせずに、この町を実質的に牛耳っている。
  2. 小さいころから知っているあの子が日本の政治を牛耳る日が来るなんて、長生きしてみるものだねえ。
  3. 岩倉・木戸・大久保の三人、新政府を牛耳ってきた彼らが、そのまま打ち揃って海外に使節団として出かけることになったのである。
  4. 侍が天下を牛耳るのは、いま少しの間だけじゃと父上が言っていたが、本当にそうなった。
  5. 明治時代から大正時代にかけて、日本の政治は元老と呼ばれる九人の実力者たちによって牛耳られていた。

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