「吉凶は糾える縄の如し」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
吉凶は糾える縄の如し
【読み方】
きっきょうはあざなえるなわのごとし
【意味】
良いことと悪いことは交互にやって来る。
だから、どん底の時も、またいいことが来るかもしれへんって希望を持つべきやな。
【出典】
「孫楚」の詩「征西の官属が陟陽の候に送られしとき作れる」
【語源・由来】
より合わせた縄のように交互に良いことと悪いことがやってくる意から。
【類義語】
・人間万事塞翁が馬
・禍福は糾える縄の如し
・沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
・楽は苦の種、苦は楽の種
「吉凶は糾える縄の如し」の解説
「吉凶は糾える縄の如し」っていう言葉は、幸せなことと悲しいことや困難が、交互にやってくることを表しているんだよ。
「糾える縄」をイメージしてみてね。縄を作るとき、たくさんの細い糸やひもを組み合わせてより合わせるんだ。このとき、糸やひもは交互に絡まり合って、一つの強い縄になるよね。この言葉では、そんな縄を作る過程を、人生の中での幸せな出来事と困難な出来事が交互にやってくる様子に例えているんだ。
この言葉は「孫楚(そんそ)」という人が書いた詩「征西の官属が陟陽の候に送られしとき作れる」から来ているよ。この詩の中で、人生の中で起こるさまざまな出来事や運命の変動を、より合わせた縄のように描写しているんだ。
要するに、この言葉は「人生はアップダウンがあるもの」ということを教えてくれるものなんだよ。幸せな時もあれば、困難な時もある。でも、それが人生の一部であり、どんな時も乗り越えていく力が大切だってことだね。
「吉凶は糾える縄の如し」の使い方
「吉凶は糾える縄の如し」の例文
- 吉凶は糾える縄の如しというから今の不幸を嘆かない。
- 骨折して不幸だと思ったが、徴兵を免れて吉凶は糾える縄の如しだった。
- 吉凶は糾える縄の如しだから、この幸運は長くは続かないだろう。
- 幸せだからと注意を怠ってはいけない。吉凶は糾える縄の如しだ。
- 不幸のどん底だからと嘆いて死を選ばないで。吉凶は糾える縄の如しで幸せは必ず来る。