【ことわざ】
君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからず
【読み方】
きみきみたらずといえどもしんもってしんたらざるべからず
【意味】
君主が徳がなく道理をわきまえなくても、臣下は道理をわきまえ忠義を尽くすべきだという教え。
【出典】
「古文孝経」
儒教の教義の一つ。
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「君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからず」の使い方
君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからずですって。
尊敬できない上司に仕えるのは嫌だな。
どうせなら尊敬できる人の下で働きたいわよね。
君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからずと考えていた武士って偉いなあ。
「君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからず」の例文
- 世が平和であるならば、君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからずといえる。
- 治安が悪化すると君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからずとはいえない。もっと優れた君主を求める。
- 君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからずといわれるが、彼のような人間に忠誠を誓いたくない。
- 非国民と言われようが、君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからずに反し、国民を駒としか考えていない首相に「NO」を突き付ける。
- 歌舞伎者と言われる殿さまだが、君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからずだから裏切ることなくお仕えする。