【ことわざ】
木に竹を接ぐ
「木に竹を接ぐがごとし」「木に竹を接いだよう」「木に竹」と表すこともあります。
【読み方】
きにたけをつぐ
【意味】
ちぐはぐで、調和や釣り合いがとれない事。前後がふぞろいであったり、筋が通らなく、不自然である事。
【語源・由来】
木の性質と竹の性質は違うことから、木に竹を接ぎ木したところで馴染まない事から。
【類義語】
・竹に接ぎ木
【英語訳】
・To mix water with fire.
・be inconsistent
・to sew a fox’s skin to the lion’s
・to graft a bamboo shoot on a tree
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「木に竹を接ぐ」の使い方

あーあ、また先生に怒られちゃったよ。

また?いつも怒られているわね。今回は何をしでかしたの?

それがさ、宿題を提出できなかったんだけど、その理由を言い訳してたら、嘘がバレちゃって・・・。

先生からしたら、君の言い訳は木に竹を接ぐような話で、全部お見通しだったんじゃないの?
「木に竹を接ぐ」の例文
- 容疑者の弁論はあまりにちぐはぐで、まるで木に竹を接ぐ様な話であったので、信じる事は到底出来ない。
- 間に合わせで急いで用意したその服は、木に竹を接ぐ様でその場ではかなり浮いている。
- 君は説得しようとしているかもしれないが、木に竹を接ぐような話じゃ僕は揺るがないよ。
- 彼女は慌てて別の話題を話し始めたが、木に竹を接ぐ様な結果になってしまった。
- 木に竹を接ぐ話をあえてする事で、彼は僕らを翻弄しているのかもしれない。
このことわざでは見ても分かるように、「木」と「竹」を区別しています。竹は、木と同じく茎が木質化しますが、草と同じく二次肥大成長(茎が太くなり幹となる成長)はありません。その為、現在でも竹が、木なのか草なのかで意見が二分しています。また、日本に生息する竹は、ほとんどが中国から帰化したものと考えられています。