「机上の空論」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
机上の空論
【読み方】
きじょうのくうろん
【意味】
机上で考えただけで、実際には役に立たない案や意見。
ただ机の上で考えてるだけやと、現実の問題には答えられへんってわけや。実践してみな、わからんこともあるんやな。
【語源・由来】
机の上で考えただけの空しい理論の意。
【類義語】
・絵に描いた餅
・紙上に兵を談ず
・畳の上の水練
・空理空論
・捕らぬ狸の皮算用
・机上の計算
・机の上の議論
【英語訳】
・deep‐think
・an armchair theory [plan]
・a mere [an empty] theory
・an impractical proposition
「机上の空論」の解説
「机上の空論」っていう言葉はね、ただ頭の中や紙の上で考えたことが、現実には全然役に立たない、っていう意味なんだよ。
たとえばね、友達と遊び場所を考えて、地図だけを見て「この場所が一番楽しい!」って決めたとしても、実際に行ってみたら全然楽しくなかった、みたいな感じだよ。ただ理屈や計画だけで考えたことが、現実での結果とは違ったりすることを指しているんだ。
「机上」っていうのは、文字通り机の上のこと。そして「空論」は、実際の根拠がないただの理屈や考えのことを指すんだ。だから、この言葉は、机の上でいくら考えても現実には役立たない、っていうことを教えてくれるんだよ。つまり、実際の行動や経験も大切だってことだね。
「机上の空論」の使い方
「机上の空論」の例文
- 彼女は現場に出た事がないから、あんな無茶を言えるんだ。まさに机上の空論だよ。
- 机上の空論と言われないように、前もって実験を行い、その時の資料も持ってきてます。
- いくらそれが理想の形だと言ったって、君の言う事はあくまで机上の空論に過ぎない。
- 机上の空論をそのままにしておけば、批判も募るのは当然だろう。議論は実験してこそ、である。
- どんなに議論をかわしても、もはや机上の空論である。
「思考実験」は多くの場合、その後実際の実験や検証などが伴い、その結果などから新たに判明して行く事実があるでしょう。それに対し、「机上の空論」と呼ばれてしまう議論には、本当に議論のままで何の結果や結論も伴わない場合を指す事が多いでしょう。
実際に行動に移さずに、ただ考えるだけのものを指しているんだ。