【ことわざ】
金時の火事見舞い
【読み方】
きんときのかじみまい
【意味】
酒に酔って真っ赤になったことのたとえ。
【語源・由来】
「金時」は五月人形にもなっている足柄山の金太郎(平安時代の武士、坂田金時)のこと。
もともと顔の赤い金時が火事見舞いに行けば火の熱気でさらに赤くなることから。
【類義語】
・金時が酒に酔ったよう
・金時の醤油炊き
・金時の棒ねじり
・猿の火事見舞い
・猿の花見
・満面朱を注ぐ
【英語訳】
After just one cup of sake he turns bright red.
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「金時の火事見舞い」の使い方

ともこちゃん、どうしたの?金時の火事見舞いのように顔が真っ赤だよ。風邪をひいたの?

風邪じゃないと思う。さっき、学校の前で転んじゃって・・・。学校一のイケメンと評判の先輩が、私にかけよって助けてくれたの。それで、足から血が出ていることに気づいた先輩が、わたしをお姫様抱っこして保健室に連れて行ってくれたの。

ええ?大変だったけど、ラッキーだったね。それでなんで顔が赤いの?

ええと。なんか、先輩に抱き上げられてからドキドキが止まらなくて・・・。なんでかしら?
「金時の火事見舞い」の例文
- お風呂で、どちらが長く入っていられるか競争していたら、二人とものぼせあがって金時の火事見舞いのように顔が真っ赤になった。
- 金時の火事見舞いみたいに、顔から首筋まで真っ赤にして、フーフーいっている。
- 結婚式の乾杯のシャンパンを飲んだだけで金時の火事見舞いのように顔が真っ赤になってしまったが、ともこちゃんはケロッとした顔をしていた。
- 彼は暖房の前で、金時の火事見舞いのように真っ赤になって、小さく首を縮めている。
- お父さんは、お酒に強いのだが、すぐ顔が赤くなるので金時の火事見舞いのようになっている。