「聞くは法楽」の意味(類義語)
【ことわざ】
聞くは法楽
【読み方】
きくはほうらく
【意味】
聞くのは無料だから聞いて行けと人にすすめることば。
情報やものを知ることはいいことやけど、それが迷いの元になったりするから、気を付けんとあかんのやな。ちょっとした好奇心がトラブルの原因になることもあるんやね。
【類義語】
・見るは法楽
・聞くも法楽見るも法楽
「聞くは法楽」の解説
「聞くは法楽」という言葉は、知らなくても大丈夫なことを、ちょっと見たり聞いたりするだけで、それが頭から離れなくなっちゃったり、どうしても欲しくなっちゃったりして、結果的に困ってしまうことを意味するんだよ。
例えば、テレビでとっても美味しそうなケーキを見たり、友達から新しいおもちゃの話を聞いたら、それがすごく気になってしまって、自分も食べたくなったり、手に入れたくなっちゃうこと、ありますよね? でも、そのケーキのことやおもちゃのことを最初から知らなかったら、そんな欲しさは生まれなかったんだよね。
この言葉は、そんな「知らなければ欲しくもなかったのに、知ってしまったから気になる」ような状態を表しているんだよ。つまり、知らない方が気楽ってことなんだね。
「聞くは法楽」の使い方
「聞くは法楽」の例文
- 聞くは法楽といわれて聞いたら最後、高い壺を買わされ入信させられる。
- 聞くのはただ、聞くは法楽といわれたが、只より高い物はないというから丁重にお断りした。
- 聞くは法楽と言っているが、それは最初だけで言葉巧みにお金を払わせる商法です。
- 今日だけ無料。聞くは法楽だから聞いてちょうだい。寄ってちょうだい。
- 叩き売りのおじちゃんが「聞くは法楽」と人を呼び集めていた。