「昨日は人の身、今日は我が身」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
昨日は人の身、今日は我が身
「昨日は人の上、今日は我が上」ともいう。
【読み方】きのうはひとのみ、きょうはわがみ
【意味】
人の運命は予想が難しく、いつ自分に災難が降りかかってくるか分からない。
「昨日は人の身、今日は我が身」ということわざは、災難や運命は誰の身にも突然降りかかってくるという意味があるんだよ。
そうやな。他人の不幸を見て、それが自分には関係ないと思ってると、いつの間にか同じことが自分の身にも起こりかねへん。
人はみんな同じ人間やから、他人のことを冷たく見ずに、思いやりの心をもって接することの大切さを教えてくれるんやな。
【語源・由来】
昨日は他人事だった災難が今日は自分の身に降りかかる意から。
【類義語】
・今日は人の上、明日は我が身の上
・浮世は回り持ち
・人の上に吹く風は我が身にあたる
・人の事は我の事
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「昨日は人の身、今日は我が身」の解説
カンタン!解説
「昨日は人の身、今日は我が身」ということわざは、つまり、他人が経験していることや困難、災難などが、次の日には自分の身にも降りかかるかもしれないってことを教えているんだよ。
たとえばね、昨日は友達が困っていて、それを見て「かわいそうだな」と思っただけだったとしても、今日はその困難が自分にも訪れるかもしれないってこと。だから、他人の困りごとや問題を「あれは関係ない」と思わず、同情するだけじゃなくて、助け合ったり、気をつけたりすることが大切なんだよ。
このことわざは、自分だけが安全だと過信せず、他人のことも自分のことのように考えることの大切さを伝えているんだね。何が起こるか分からないから、いつも思いやりの心を持って生きることが大切だよ。
「昨日は人の身、今日は我が身」の使い方
戦争が起きている国は大変そうだね。
昨日は人の身、今日は我が身よ。
そういえばミサイルが飛んできているね。
朝起きたら世の中の武器がすべて無くなっていればいいのにね。
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「昨日は人の身、今日は我が身」の例文
- 昨日は人の身、今日は我が身だから対岸の火事とおもっていてはいけない。
- 災害が起きると昨日は人の身、今日は我が身と身を引き締める。
- 健太くんが首になってざまあみろとは言えない。昨日は人の身、今日は我が身だ。
- 強盗のニュースを見て川向かいの喧嘩と思わず、昨日は人の身、今日は我が身と防犯対策をする。
- 忘れ物大魔王の健太くんが先生に叱られているが、昨日は人の身、今日は我が身だ。自分も忘れものをしないよう注意しよう。