「貴珠は賤蚌より出ず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
貴珠は賤蚌より出ず
【読み方】
きしゅはせんぼうよりいず
【意味】
優秀な人が貧しく賤しい境遇から生まれること。
見た目や出身だけで人を判断せんと、中身をちゃんと見なあかんってことを教えてくれるんやな。
【語源・由来】
貴重な真珠が汚いドブ貝の中から取れるという意から。
【出典】
「抱朴子」
「貴珠は賤蚌より出ず」の解説
「貴珠は賤蚌より出ず」っていうことわざはね、すごくすごい人やすごい才能を持ってる人が、実は普通だったり、あまり裕福じゃない家から出てきた、っていうことを示すたとえなんだよ。
たとえばね、真珠ってきれいで高価なものだよね。でも、実はそれが取れる貝はちょっと汚ったり、見た目はあんまりきれいじゃないんだ。でもそんな貝の中から、すごくきれいな真珠が出てくるんだよ。それと同じで、すごくすごい人や天才みたいな人が、実は普通の家庭や、あまり裕福じゃないところから出てきた、っていう意味を持ってるんだ。
「貴珠」っていうのは、真珠のこと。「眸」っていうのは、どぶ貝やからす貝っていう、あんまりきれいじゃない貝のことを指すんだよ。このことわざは、見た目や背景だけで人やものの価値を判断しない方がいいよ、っていう教えが込められているんだね。
「貴珠は賤蚌より出ず」の使い方
「貴珠は賤蚌より出ず」の例文
- 貧しい家庭の子でも貴珠は賤蚌より出ずというから、学ぶ意欲があるなら学ぶ機会を与えてあげたい。
- 貧民窟と馬鹿にするな。貴珠は賤蚌より出ずという。そういう場所から優秀な人は生まれる。
- 親ガチャというが、貴珠は賤蚌より出ずともいう。貧しくてもあきらめずにいれば、その才能を生かす時がくる。
- 貴珠は賤蚌より出ずだから、塾に課金したもの勝ちというわけでもない。
- この論文を書いた人は貧しい家の出ですが、貴珠は賤蚌より出ずって本当ですね。
これは、すばらしい人物や才能が予想外の環境や背景から出てくることを示しているよ。