「機を見るに敏」の意味(出典)
【慣用句】
機を見るに敏
【読み方】
きをみるにびん
【意味】
好都合な状況や時期をすばやくつかんで的確に行動するさま。
「敏」は、すばやいの意味。
「機を見るに敏」という表現は、良いタイミングやチャンスをすばやく見つけて、その状況を利用して適切に行動する様子を表すんだよ。
これは、チャンスを見逃さずに、すぐさま行動に移すことやな。
つまり、ピンときたら即行動!っていう機敏さを求められるんやな。
【出典】
「論語」
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「機を見るに敏」の解説
カンタン!解説
「機を見るに敏」っていう言葉はね、良いタイミングやチャンスが来たときに、すぐに気付いて、早く正しい行動をとることを言うんだよ。
この言葉は、中国の思想家である孔子が書いた、「論語」から来ているんだ。論語の中に「子曰、君子欲訥於言、而敏於行」という言葉があるんだけど、これを日本語にすると、「君子(=立派な人)は言葉より行動に重きを置き、その行動はすばやいべきだ」ってなるんだ。
つまり、「機を見るに敏」はね、良いチャンスを逃さないで、そのタイミングを見極めてすぐに行動する力や姿勢を表しているんだよ。
だから、何かのチャンスが来たら、そのチャンスを逃さないで、すぐに行動を始めるってことが大事なんだよ。
「機を見るに敏」の使い方
ともこちゃんは、機を見るに敏だよね。チャンスを目ざとく見つけて、うまく成功に結び付けて行っているよね。
そうかしら?チャンスばかり探しているわけじゃないのよ。ピンチの時もあるのよ。そういう時はピンチをチャンスに変える努力をしているの。
へえ。ともこちゃんは見えないところで、相当努力をしているんだね。
成功している人はみんなそうだと思うわ。
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「機を見るに敏」の例文
- 彼は、機を見るに敏なところがあったものだから、政界の日和見と言われ、彼に対する批判は少なくなかった。
- 機を見るに敏だね。ピンチヒッターを出して、すぐ一点を奪い返したよ。
- 彼女は、機を見るに敏なところがあったので、無学ながら、会社の経営陣に名を連ねるところまでのぼり詰めたのだった。
- 機を見るに敏な彼は、健太くんに近寄らぬほうが身の安全だと思っているのかも知れなかった。
- 君が心配しなくても、彼は機を見るに敏だから、出世するんじゃないかな。
- 彼は、代々商人の家で育っただけあって、機を見るに敏なところがある。