【慣用句】
蜘蛛の子を散らす
【読み方】
くものこをちらす
【意味】
大勢の人があっという間に散って逃げる様子。
【語源由来】
蜘蛛の子が入っているふくろをやぶると、蜘蛛の子が四方に散らばって逃げることから。
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「蜘蛛の子を散らす」の使い方

どうしたの?健太くん。びしょぬれじゃない。

公園で遊んでいたんだけど、油断していて雨が降る前に帰ることができなかったんだ。ほかの子たちは、雷が鳴ったとたんに、蜘蛛の子を散らすように帰って行ったから、雨が降るまでには家に帰ったと思うんだけど。

そんなに熱中するなんて、何をしていたの?

小学生とヒーローごっこをしていたんだ。なかなか楽しかったよ。一緒にヒーローごっこをしていた子も濡れただろうな。
「蜘蛛の子を散らす」の例文
- 敗れた兵が、暗闇の中を蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。
- 銃を発砲する音がしたので、店の中にいた人たちは蜘蛛の子を散らすように逃げた。
- 警察が駆け付けたので、喧嘩をしていた若者たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。
- 「もう暗いから、早く帰りなさい」と先生が校庭に向かって叫ぶと、残っていた生徒が蜘蛛の子を散らすようにいなくなった。
- 群衆は、蜘蛛の子を散らすようにいなくなった。