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「君子の交わりは淡きこと水の如し」の意味(語源由来・出典・対義語・英語訳)
【ことわざ】
君子の交わりは淡きこと水の如し
【読み方】
くんしのまじわりはあわきことみずのごとし
【意味】
教養があり物事をよくわきまえた人どうしの交際は、水のように淡々としているが長く変わることがない。
水みたいにクリアで、変わらへん友情やってことか。おしゃれな表現やね、これは。
【語源・由来】
醴(れい)は甘くてベタベタしている甘酒のようなもの。
一晩でできあがって甘くなるが、すぐに酸っぱくなり、濃厚で飽きやすいということを表している。
【出典】
『荘子(荘子の著書)・山木』より。
この後の「小人の交わりは甘きこと醴(れい)の如し」へとつづく。
【対義語】
・醴(れい)水の交わり
【英語訳】
・The friendship between the wise men is light like water.
「君子の交わりは淡きこと水の如し」の解説
「君子の交わりは淡きこと水の如し」っていうことわざはね、すごく立派で偉い人たちが友達同士で付き合う時、その関係はシンプルで、大げさなことはないけど、その友情はすごく深くて、ずっと変わらないってことを言ってるんだよ。
例えばね、毎日プレゼントやすごく豪華なことをしなくても、心の中でしっかりと信じ合っていて、お互いを大切に思ってる関係を想像してみて。そんな関係って、見た目はシンプルで地味に見えるかもしれないけど、中身はすごく強くて、ずっと変わらないんだよ。
「淡きこと水の如し」っていうのは、水みたいにクリアでシンプルだけど、その中に深い意味や絆があるってこと。だから、このことわざは、大げさなことをしなくても、心の中でしっかりと結びついてる関係が、一番素敵っていうことを教えてくれてるんだよ。
「君子の交わりは淡きこと水の如し」の使い方
ごちそうさま、じゃあ野球の練習に行ってくるよ、ともこちゃんまたね。
ぼくはともこちゃんとの友情を大切にしているから、ちょっとだけ顔を見にきてあげたんじゃないか。
「君子の交わりは淡きこと水の如し」の例文
- わたしが彼と出会ってからもう十年以上経ちますが、出会ったころの彼を尊敬する気持ちは今もまったく変わりません。彼は自然と、君子の交わりは淡きこと水の如しというような付き合いを、相手にもさせてしまうような人物なのです。
- 君のように、いちいち友人の数を自慢して歩くような男には、君子の交わりは淡きこと水の如しということばの意味など、けして分からないだろう。
- あなたのお父様とわたしの父は、君子の交わりは淡きこと水の如しということばの通り、めったに会うことはありませんでしたが、互いにとても信頼し合っていました。