「口を衝いて出る」の意味
【慣用句】
口を衝いて出る
【読み方】
くちをついてでる
【意味】
自然に言葉がでてくる。不意に言葉になって出てしまう。
「口を衝いて出る」という表現は、思わずに言葉が出てしまうさまや、言葉が次から次へと出てくる様子を表すんだよ。
つまり、「思わず口から言葉が出てしまう」や、「言葉がどんどん出てくる」っていう状況を言うんやな。
自分でも意図しないで言葉が勢いよく出てきてしまうときや、たくさん話しているときに使えるんやな。
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「口を衝いて出る」の解説
カンタン!解説
「口を衝いて出る」っていう表現は、思わず言葉が口から出てしまうこと、または、言葉がどんどんと口から出てくることを表しているんだよ。
たとえば、友達がすごくうれしいニュースを教えてくれて、その喜びにつられて、「わー、それ本当にすごいね!」って感動して言葉が出てしまったとき、それを「口を衝いて出る」と言うんだ。
「衝いて」っていうのは、「とがった物で一点を勢いよく押す」から転じて「感覚や心を強く刺激する」っていう意味なんだ。「そのつもりではないのに、心が強く動かされて、言葉が口から出てしまう」っていう意味になるんだよ。
だから、「口を衝いて出る」っていう表現は、「思わず言葉が出てしまう」、または、「どんどんと言葉が出てくる」っていう意味になるんだね。
「口を衝いて出る」の使い方
喧嘩をしていると、なかなか、ごめんなさいという言葉が口を衝いて出てこないよね。
それは、ごめんなさいと謝ると自分の負けだと思うからでしょう?謝った方が、人間として器が大きい人だと思うけどなあ。
本当?そう思う?ともこちゃんのおかげで、これからは、喧嘩をした相手にもごめんなさいって口を衝いて出ると思うよ。
喧嘩は、疲れるだけだしね。謝って早く終わらせた方が自分のためになるわよ。
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「口を衝いて出る」の例文
- いい感じで酔いが回ってくると、彼からは、いつもの厳格さが消えて、いつもならしないような気安い世間話が口を衝いて出る。
- 昔覚えた詩の一節が、思わず口を衝いて出た。
- 話に夢中になると、思わず方言が口を衝いて出てしまうことがあるが、普段は隠している。
- 相手が聞き上手だったので、思わず本音が口を衝いて出てしまったのだった。
- 何年も同じ仕事をしてきたおかげで、するりと段取りが口を衝いて出てきた。
- その光景を見たとき、思い出の中の歌が口を衝いて出てきた