「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
京の着倒れ、大阪の食い倒れ
【読み方】
きょうのきだおれ、おおさかのくいだおれ
【意味】
京都の人は着道楽で家産を傾け、大阪の人は食い道楽で家産を傾けるということ。
地域ごとの特徴や好みが、こういう風に言われてるんやな。それぞれの場所で、好きなことにお金を使うのは、楽しいことやもんなぁ。
【語源・由来】
衣服に贅沢をする京の気風と、飲食に贅沢をする大阪の気質を対比させた表現。
「着倒れ」は、衣類に金をかけ過ぎて財産をなくす意。「食い倒れ」は、飲食に贅沢をして貧乏になる意。
【類義語】
・阿波の着倒れ、伊予の食い倒れ
・因幡の食い倒れ
・越後の食い倒れ、上州の着倒れ
・江戸の食い倒れ
・大阪の食い倒れ、堺の建て倒れ、尼崎は履いて果てる
・尾張の着倒れ、美濃の系図倒れ
・関東の着倒れ、奥州の食い倒れ
・関東の食い倒れ、上方の着倒れ
・紀州の着倒れ、水戸の飲み倒れ、尾張の食い倒れ
・京は着て果て、大阪は食って果てる
・桐生の着倒れ、足利の食い倒れ
・甲州の着倒れ、信州の食い倒れ
・下総の食い倒れ、常陸の着倒れ
・備前の着倒れ、因幡の食い倒れ、作州の家倒れ
【英語訳】
・Kyoto people are extravagant in dress and Osaka people in food.
「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」の解説
「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」という言葉はね、京都の人はオシャレな服にたくさんお金を使うこと、そして大阪の人は美味しい食べ物にたくさんお金を使うことを言ってるんだよ。
例えば、京都の人は、着物やアクセサリーにすごくお金をかけて、最高のものを選ぼうとするのが特徴だよ。一方、大阪の人は食べ物にすごくお金を使って、美味しいものを楽しむのが大好きなんだ。
これは、日本のいろいろな地域で、人々がお金を使うものや好きなものが違うことを示してるんだよ。例えば、「阿波の着倒れ伊予の食い倒れ」や「尾張の着倒れ美濃の系図倒れ(差し倒れ)」なんて言葉もあるんだよ。この中の「系図倒れ」は、家族の歴史や家系にとても興味を持っていることを言うんだ。そして、「差し倒れ」は、かっこいい刀を持っていることにお金や時間をかけることを言ってるよ。
要するに、この言葉は、それぞれの地域によって、人々の趣味やお金を使うものが違うということを教えてくれるんだね。
「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」の使い方
「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」の例文
- まさに京の着倒れ、大阪の食い倒れで、大阪は美味しい食べ物が多くあったよ。
- 京の着倒れ、大阪の食い倒れだから、出身地の違う二人のお金の使い道も全く違う。
- 京の着倒れ、大阪の食い倒れというが、彼は京都出身なのに服に無頓着である。
つまり、それぞれの地域の特色や文化を表しているんだ。