「朽索の六馬を馭するが如し」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
朽索の六馬を馭するが如し
【読み方】
きゅうさくのりくばをぎょするがごとし
「六馬」は、「ろくば」とも読む。
【意味】困難を極め危険なこと。
「朽索」は、くさった綱。「六馬」は、天子の馬車を引く六頭の馬。
「朽索の六馬を馭するが如し」という表現は、非常に弱い、腐った縄を使って六頭もの馬を同時に操るような、つまり非常に難しくリスキーな状況を示しているんだよ。
ええっ!? 腐った縄で六頭の馬を操作するって、それはまじで大変そうやな。
そうやって想像するだけで、どんなに困難で危ない状況かがよくわかるわ。このことわざ、なんか大変なことを乗り越えるときの心の準備にも使えそうやね。
【語源・由来】
くさった綱で六頭の馬を操るようだという意から。
【出典】
「書経」
【類義語】
・朽ち縄に取り付く如し
・蜘蛛の家に馬を繋ぐ
・腐り縄に馬を繋ぐ
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「朽索の六馬を馭するが如し」の解説
カンタン!解説
「朽索の六馬を馭するが如し」っていう言葉、ちょっと難しそうだよね。
これは、古い本「書経」の中の話からきているんだ。想像してみてね、もし腐った、弱くなった縄で6頭もの強い馬を操ろうとすると、すごく大変で危ないよね。
このことわざは、そんな難しくて、危険なことをやるのは大変だっていう意味で使われるんだよ。だから、何かすごく大変なことがあったときに、この言葉を使って「これは本当に大変だ!」っていう気持ちを伝えることができるんだよ。
「朽索の六馬を馭するが如し」の使い方
ともこちゃん。あの名家に嫁ぐの?
そうなの。玉の輿なの。
玉の輿だけど、朽索の六馬を馭するが如しだよね。昼ドラ並みのドロドロ愛憎劇や財産をめぐる骨肉の争いが繰り広げられると思うよ。
自分が選んだのがいばらの道って分かっているわ。危険を乗り越えて女主人になってあの家を変えてみせるわ。
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「朽索の六馬を馭するが如し」の例文
- 渦巻くあの海に橋を建てるのは、朽索の六馬を馭するが如しだ。
- 埋められた地雷の撤去作業は朽索の六馬を馭するが如しで、命がけだし時間もかかる。
- 現地入りしたい気持ちは分かるが、情勢が悪化しているあの国に行くのは朽索の六馬を馭するが如しだ。
- 船旅は今よりもずっと、朽索の六馬を馭するが如しで危険を伴った。
- 天候が変わりやすい標高が高い山に登るのは朽索の六馬を馭するが如しで、プロでも命を落とすことがある。