【慣用句】
身を挺する
【読み方】
みをていする
【意味】
自分の体を投げ出す意味で、自分を犠牲にする覚悟でものごとを行うこと。
「挺する」は、進んで差し出す。
【語源・由来】
「挺身(ていしん)」の訓読みから。
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「身を挺する」の使い方
健太くん。新聞を見たわよ。身を挺して溺れている小さい子供を救ったんですってね。
たまたま溺れてるところに通りかかっただけだよ。誰だって身を挺して助けに行くと思うよ。
でも、かなり増水していて、危険な状態だったんでしょう?
そうだね。子どもの助けてって言う声がきこえて、飛び込むかどうか迷っている暇は無くて、後は無我夢中であまり覚えていないんだよね。
「身を挺する」の例文
- 会社の中で頭角をあらわそうと思ったら、権力争いに進んで身を挺することが一番だと思います。
- 健太くんは、自分の利益しか考えないので、ボランティアに身を挺するような人ではありません。
- 彼女は、時代劇の身を挺して好きな人を守るシーンが大好きなんです。
- この町には、遮断機が下りた踏切で、身を挺して自殺志願者を守り殉職した立派な警察官がいたのです。
- 彼は、当時の総理大臣として身を挺して国難にあたりました。