【ことわざ】
水を得た魚
【読み方】
みずをえたうお
【意味】
自分にふさわしい場所や得意の分野を得て、生き生きと活躍しているようす。
【語源由来】
魚は水がなければ生きていけないことから、切るに切れない関係のことのたとえです。
【出典】
三国志の中で、劉備(りゅうび)が三顧の礼を尽くして迎えた諸葛公明(しょかつこうめい)について、関羽や張飛に対して言ったとされる言葉。このことから、「ふさわしい場所を得て活躍する」という意味でも用いられています。
【類義語】
魚の水を得たるが如し(うおのみずをえたるがごとし)
【対義語】
陸に上がった河童(おかにあがったかっぱ)
木から落ちた猿(きからおちたさる)
【英語訳】
直訳では A fish in water 意訳では in one’s element(例:She is in her element when she is dancing.=彼女、ダンスをしている時は水を得た魚のようだ。)で意味が通じます。
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「水を得た魚」の使い方
やっと算数の授業が終わった。
健太君には苦痛の授業みたいね。次は体育よ。
待ってました。給食の次に楽しい時間だ。今日も頑張るぞ。
まるで水を得た魚のようね。
「水を得た魚」の例文
- 得意な分野になると、まるで水を得た魚のように説明している。
- 相手との相性がいいのか、水を得た魚のように動いて試合を制している。
- 水を得た魚のような演技で感動した。
- いつもはおとなしい健太くんが、得意な空手の授業で生き生きとしていて、水を得た魚のようだった。
- 作業中はおとなしかったのに、終わると水を得た魚のように元気になった。