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【仁王立ち】の意味と使い方や例文(慣用句)

【慣用句】
仁王立ち

【読み方】
におうだち

【意味】
仁王像のように、足を広げて力強くどっしりと立っていること。

【語源・由来】
「仁王」(「二王」とも書く)は寺の門、または須弥壇前面の両側に置かれた仏法を護持する一対の金剛力士像。一体は口を開き、一体は口を閉じ、両者で阿吽の相をなす。その一対の像の立つ姿から。

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「仁王立ち」の使い方

健太
今朝、母さんに頼まれてゴミ捨てに行ったら、近所のおばさんが怖い顔で仁王立ちしていて、びっくりしてしまったんだ。
ともこ
ゴミの日を間違えたの?
健太
違うんだ。僕が何か悪いことをしたのかと思って考えてんだけど、身に覚えがなくて困っていたら、ゴミの山の後ろから猫が出てきたんだ。
ともこ
ああ。おばさんは、ゴミにいたずらしようとしている猫を追い払おうとしていたのね。

「仁王立ち」の例文

  1. 彼は、相手の正面に仁王立ちに立ったまま、強い目で相手を凝視しながら言ったのだった。
  2. 本屋で立ち読みをしていたのだが、店主である老婆がタダでは帰さないぞという顔で仁王立ちになっていたので、文庫本を一冊買って帰ってきた。
  3. 家に帰ると、母さんが仁王立ちで怖い顔をして僕の帰宅を待っていたのだが、きっと先週のテストの答案を見せなかった件である。
  4. 車を発進させようとアクセルを踏んだ瞬間、仁王立ちになっている女性が車の前に居ることに気付き、慌ててブレーキを踏んだ。
  5. 駅の前には両腕を腰に当て、遅刻してきた僕をにらみながら仁王立ちしているともこちゃんの姿があった。