「尾鰭を付ける」の意味(語源由来)
【慣用句】
尾鰭を付ける
【読み方】
おひれをつける
【意味】
事実以外のことを付け加える。誇張する。
「尾鰭を付ける」という表現は、実際の事実に加えて余計な情報をつけて物事を大げさに表現することを指すんだよ。
つまり、本当の話にちょっとオマケをつけて、もっと面白おかしく話すことやな。
ちょいと大げさに語る感じやな。
【語源由来】
尾と鰭を体に付け加えるという意味から。
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「尾鰭を付ける」の解説
カンタン!解説
「尾鰭を付ける」っていう言葉はね、本当の話にちょっとオマケをつけて、もっと面白おかしく、大げさに話すことを指すんだよ。
魚にちなんでこの表現が生まれたんだけど、魚の「尾」や「鰭」は、魚が泳ぐのを助けるためのものだよね。でも、実際の話に「尾」や「鰭」をつけるというのは、実際の事実に何かを付け加える、つまり、話を誇張したり、飾ったりすることを言うんだ。
たとえば、友だちが「昨日、公園で大きな犬に追いかけられたんだよね」と話したとしよう。それに対して、もう一人の友だちが「それ、本当は野生の熊に追いかけられたんだろ?」と言ったら、その人は「尾鰭を付けて」話を大げさにしていると言えるんだよ。
「尾鰭を付ける」の使い方
健太くん、昨日、血まみれで倒れているところを救急車で運ばれたんだって?学校に来ても大丈夫なの?
ええー。なに、そのうわさ。誰かが、尾鰭を付けたんじゃない?
事実じゃないの?
ペンキを塗っている人のはしごが倒れてきて、頭からあかいペンキをかぶって、一緒に倒れただけだよ。だから病院にも行っていないし、ほら、元気だよ。
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「尾鰭を付ける」の例文
- 彼女の最近の様子を見た、話題に乏しい人々の間では、いろいろ尾鰭を付けて彼女について伝えられた。
- どこにでも、話に面白半分の尾鰭を付けたがる輩はいるものだから気にするなよ。
- 殺人事件には関係はないとしても、第一発見者として私たちの素性が分かったら、週刊誌ではきっと尾鰭を付けて面白おかしく記事を書かれるに違いない。
- 噂はすでに尾鰭を付けてというよりも、尾鰭のほうが大きくなって町中にひろまっていた。
- 彼女は健太くんの知っているかぎりの過去のスキャンダルに尾鰭を付け誇張してみんなに聞かせたのだった。