「後れを取る」の意味(語源由来)
【慣用句】
後れを取る
【読み方】
おくれをとる
【意味】
先を越される。負ける。劣る。
サッカーや野球で言うと、点数が相手より少ない状態や。おっちょこちょいしてると、すぐにこの状況になるから気をつけないとな。
【語源由来】
「後れ」が「うしろ、あと」からついて行くという意味。そこから転じて、取り残されるという意味になった。
「後れを取る」の解説
「後れを取る」っていう言葉はね、他の人に比べて遅れてしまう、もしくは、他の人に先に進まれてしまうことを言うんだよ。
例えばね、友達が新しいゲームをすごく早くクリアしたけど、自分はまだ最初のステージをクリアできていない時とか、みんなが新しいダンスのステップを覚えているのに自分だけはまだ覚えられていない時に、「後れを取る」って言うんだ。
「後れ」は他の人よりも遅れている状態を表すんだよね。それは物理的な距離のことだけじゃなくて、頭の中の理解や感情的な進行といった精神的な面でも言うことができるんだ。「取る」はここでは「結果として得る」って意味で使っているんだよ。だから、「後れを取る」って言葉は、「他の人に比べて遅れを取る」、つまり自分だけが遅れてしまうという状況を表しているんだね。
「後れを取る」の使い方
「後れを取る」の例文
- 病気で長期間学校を休んだため、級友に後れを取った。
- わが社はいつでもトップランナーであらねばならないし、製品の開発に後れを取ることは許されない。
- 彼は、同じ年頃の仲間はもちろん、三つ上の少年相手でも技で後れを取ったことはないくらいすごい才能がある。
- 二つの世界大戦によって多くの死者が出た欧州の国家は、軍事力で大きくアメリカに後れを取った。
- 同じころにデビューしたのに彼女はスターの階段をのぼりはじめ、自分は後れを取っている。