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【大風呂敷を広げる】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

大風呂敷を広げる

「大風呂敷を広げる」の意味(語源由来・類義語)

意味

【慣用句】
大風呂敷を広げる

【読み方】
おおぶろしきをひろげる

【意味】
偉そうに大げさなことをいう。ほらをふく。

ことわざ博士
「大風呂敷を広げる」という表現は、大げさに話をすることや、実現するのが難しいような大きな計画を立てることを指すんだよ。
助手ねこ
つまり、すごいことをやるって大口をたたくけど、実際にはそれを実行するのがむずかしいってことやな。

夢物語を言うだけで、実際には動き出さへんタイプの人のことを指してるんやな。

【語源由来】
風呂敷に包むような大きさの物がないのに、大きい風呂敷を広げていることから。

【類義語】
・法螺を吹く

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「大風呂敷を広げる」の解説

カンタン!解説
解説

「大風呂敷を広げる」っていう表現はね、大げさなことを言ったり、現実的じゃないような大きな計画を立てることを表しているんだよ。

たとえばね、学校の運動会で「100メートル走で世界記録を出す!」って大げさに言ったり、まだ宿題もたくさん残っているのに「今日中に10冊の本を読み終えるぞ!」って現実的に無理そうな計画を立てるようなことを指すんだよ。

「風呂敷」っていうのは、大きな布のことで、荷物やお弁当を包んだりするために使うんだ。だから、「大風呂敷を広げる」っていうのは、大きな風呂敷を広げても、その中に入れるほど大きなものが実際にはないということから来ているんだよ。つまり、言葉だけは大げさで現実的じゃない計画を立てるけど、それを実現する具体的な行動や能力がない、っていう意味なんだね。

「大風呂敷を広げる」の使い方

ともこ
健太くん、なにをかいているの?
健太
小説を書いて応募しようと思っているんだ。もうすぐ、若き直木賞作家になるよ。
ともこ
へえ。直木賞とは大風呂敷を広げたわね。飽きっぽい健太くんが結末まで書ききることができるかしら?
健太
あとは結末だけなんだけど、前半、大風呂敷を広げ過ぎたせいで、後半収拾がつかなくてね。どうオチを付けるか困っているところだよ。
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「大風呂敷を広げる」の例文

例文
  1. 会社は、出資者を募るために大風呂敷を広げた構想を発表した。
  2. 大風呂敷を広げてばかりいると、信用してくれる人が一人もいなくなるよ。
  3. 野球の試合でホームランを打ってやると大風呂敷を広げたけれど、自信がない。
  4. なんだか無性にくやしかったので、大風呂敷を広げてやった。
  5. 健太くんはいつも、できもしない大風呂敷を広げるから信用されない。
  6. 彼はよく、記者を喜ばせるために大風呂敷を広げて見せるところがある。

【注意!】間違った例文

「夢は大きいほうがよいと思うので、大風呂敷を広げて頑張ろう。」

この使い方は間違い。「大風呂敷を広げる」は、夢を話す時には使わないので注意。