「思い半ばに過ぐ」の意味(出典)
【慣用句】
思い半ばに過ぐ
【読み方】
おもいなかばにすぐ
【意味】
考えてみると思い当たる事が多く、十分に推察できる。


これは、しっかり考えることで、物事が見えてくるって教えてくれる言葉やな。
【出典】
中国の「易経」にあることば。
「思い半ばに過ぐ」の解説
「思い半ばに過ぐ」っていう言葉は、あることを考えたときに、それについて思い当たる点がたくさんあって、大体のところを理解したり、推測できるという意味だよ。
この言葉は中国の古い本「易経」に書かれている、「知者はその彖辞を観れば、すなはち思ひ半ばに過ぎん」っていう言葉からきているんだ。この「彖辞(たんじ)」っていうのは、易経に書かれている六十四卦の最初の部分にある説明文のことだよ。
つまり、「賢い人は、物事の始まりを見ただけで、その大半を把握することができる」って言っているんだ。そこから、「思い半ばに過ぐ」っていう表現が生まれたわけだね。
例えば、お友達が話し始めたばかりでも、もうその話の全体が何についてなのかが分かるようなときに、この「思い半ばに過ぐ」っていう表現が使えるよ。つまり、ちょっと見ただけで全体のことが分かるっていうすごい能力を持っているときに使うんだね。
「思い半ばに過ぐ」の使い方




「思い半ばに過ぐ」の例文
- 健太くんの日々の過ごし方を考えれば、このテストの結果には思い半ばに過ぎるものがある
- 日ごろの彼女の態度を思い出せば、誰しも、なぜ彼女がそんなことをしたのか思い半ばに過ぎるだろう。
- いつも動物を偏愛していたともこちゃんのことを知っている人ならば、動物を助けるために彼女が道路に飛びだしたと聞いて思い半ばに過ぐだろう。
- 彼の性格を思えば、今回、彼が逃げ出したことは思い半ばに過ぐ。
- 社長の手腕の無さを思えば、この会社が倒産したのも思い半ばに過ぐ。























