「思う壺」の意味(語源由来・類義語)
【慣用句】
思う壺
【読み方】
おもうつぼ
【意味】
期待したとおりになること。
「思う壺」という表現は、自分が計画や予想した通りに物事が進む状況を指すんだよ。
つまり、「思った通りに事が運ぶ」ってことやな。
自分の計画通りにうまくいったときの感じやな。これは、計画や予想が当たったときの喜びを表現する言葉やな。
【語源由来】
「壺」は、博打でさいころを振る壺。さいころの目が期待した通りになるという意味から。
【類義語】
壺にはまる(つぼにはまる)
思う壺にはまる(おもうつぼにはまる)
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「思う壺」の解説
カンタン!解説
「思う壺」っていう表現はね、自分が望んだとおり、期待した通りに物事が進むことを意味するんだよ。
「壺」っていうのは、実は昔のギャンブルで使われていた道具の一つで、サイコロを入れて振る小さな籠みたいなものなんだ。そこでサイコロを振る人、つまり壺振り師っていう人たちは、自分が思ったとおりの目(サイコロの出る数)を出すことができたんだよ。
だから、「思う壺」っていうのは、自分が望んだ通りの結果が出る、期待通りの事が起こる、という意味で使われるようになったんだね。例えば、「この試験、全部自分が勉強したことが出て、思う壺だった!」って言ったりすると、自分の予想通り、希望通りに事が進んだという意味になるんだよ。
「思う壺」の使い方
ともこちゃん。今日の食事のお会計の時に、次回割引クーポンをもらったよ。パフェが無料になるんだって。また来ないといけないね。
そうね。でも、それこそお店側の思う壺よね。
それもそうだね。じゃあ、パフェを食べるのをあきらめて、行くのをやめようか。
ええー。思う壺と分かっていても、私は、パフェを食べたいわ。
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「思う壺」の例文
- 私は、彼の言葉に思わず微笑したのだが、たぶんそれは、彼の思う壺なのだろうと思った。
- 私が、彼らの意地悪に屈してここで泣いたら、彼らの思う壺なので、泣くのを必死でこらえたのだった。
- 捜査の結果は、検察側の思う壺になったようで悔しかった。
- 私がそれを言い出したのは、彼女の思う壺だったらしいのです。
- 私がここで手を挙げたら、先生の思う壺だから、絶対に手を挙げない。
- 犯人の思う壺になって、私たちは、死亡推定時刻を見誤り、捜査は迷宮入りしそうになったのだった。