「同じ釜の飯を食う」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
同じ釜の飯を食う
【読み方】
おなじかまのめしをくう
【意味】
他人ではあるが、一緒に生活して苦楽をともにした親しい仲間のこと。
たとえば、チームで一緒に活動したり、同じ会社で働いたりすると、違う背景を持つ人とも仲良くなるもんやな。このことわざは、一緒に生活をすることで深い絆ができることを教えてくれてるんやな。
【類義語】
一つ釜の飯を食う(ひとつかまのめしをくう)
【英語訳】
To drink of the same cup.
It eats with the same plate. It lives under the same roof. A close friend.
「同じ釜の飯を食う」の解説
「同じ釜の飯を食う」っていうことわざはね、本当は他人なんだけど、一緒に生活をして、楽しいことや大変なことを一緒に経験する、っていう意味だよ。
例えばね、サッカーチームやクラスの友達と、毎日の練習や勉強、遠足や合宿で一緒に時間を過ごすこと。みんなで助け合ったり、時にはケンカしたりするけど、それでも一緒にいろんなことを乗り越えてくんだよね。
「釜」っていうのは、ごはんを炊くときに使う大きな鍋のことで、「飯を食う」っていうのは、ごはんを食べるっていう意味だよ。だから、「同じ釜の飯を食う」っていうことわざは、一緒に生活して、同じ経験を共有するっていうことを表しているんだ。
つまり、このことわざは、「他人でも一緒に時間を過ごすと、家族のように仲良くなれる」っていうことを教えてくれるんだよ。一緒にいろんなことを経験すると、絆が深まるんだね。
「同じ釜の飯を食う」の使い方
「同じ釜の飯を食う」の例文
- 僕と彼は学生時代に同じ釜の飯を食う仲間だったから、今でも信頼できる相手だ。
- そんなに遠慮することはないだろう。同じ釜の飯を食った仲じゃないか。
- 社長と専務は学生時代に同じ釜の飯を食った仲のようだ。
- 困ったときにはいつでも相談しろと言っているだろう。同じ釜の飯を食った仲間だろう。
- 今でも、同じ釜の飯を食った仲間のことは忘れられない。
ご飯は、箸と茶碗で食べるものであって、釜で食べるわけではない。
「同じ釜で飯を食った仲間じゃないか」と使うのは誤り。
「同じ釜の飯を食う」の文学作品などの用例
兎に角そんな一つの見当だったかも知れない。万はフューザン会の同僚です。フューザン会の同僚では今小林徳三郎が春陽会で同じ釜の飯を食っている唯一となりました。(木村荘八の私のことより)
まとめ
家族以外の人と寝食を共にする生活をすることは、多くないのではないでしょうか。
しかし、同じ釜の飯を食うというように、苦労をわかり合えた仲間がいるということは、とても心強い存在ではないでしょうか。
人との繋がりを大切にして暮らしていきたいものですね。