「鬼が住むか蛇が住むか」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
鬼が住むか蛇が住むか
【読み方】
おにがすむかじゃがすむか
【意味】
世の中には、どのような恐ろしい考えの人が住んでいるのかわからないというたとえ。
また、人の心にはどのようなことが潜んでいるのかわからないこと。
人の心なんて、表面からは見えへん部分がたくさんあるから、どんな考えがあるか全てを理解するのは難しいってことやな。このことわざは、未知のものや人の心の奥深さに対する理解の難しさを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
鬼も蛇も恐ろしいものということが由来。
【英語訳】
It is difficult to predict.
「鬼が住むか蛇が住むか」の解説
「鬼が住むか蛇が住むか」っていうことわざはね、何が隠れているか、どんなことが起こるかわからない、っていう意味だよ。また、人の心の中に何があるか、どう思っているのかが全く予想できないときにも使うんだ。
例えばね、暗い森に入るとき、何が住んでいるのか、何が起こるのかは全然予想できないよね。それと同じで、友達がいつもと違う態度を見せたとき、何を考えているのか、何が起こったのかは分からないんだ。
「鬼」や「蛇」は怖いものや危険なものを象徴する言葉だよ。だから、「鬼が住むか蛇が住むか」っていうことわざは、未知のことや予測できないことに対する不安や恐怖を表しているんだ。
つまり、このことわざは、「何が起こるかわからない不確かな状況」や「人の心の中に何があるかわからない」っていうことを教えてくれるんだよ。だから、わからないことに対しては、慎重になるべきだっていう教えも含まれているんだね。
「鬼が住むか蛇が住むか」の使い方
「鬼が住むか蛇が住むか」の例文
- 鬼が住むか蛇が住むかわからないから、引っ越しのあいさつへ行くべきか迷ってしまう。
- いつもにこにこしていて穏やかそうな奥さんが、あんな事件を起こすなんて、鬼が住むか蛇が住むかわからないものだ。
- 人との繋がりを大切にしたいと思うけれど、鬼が住むか蛇が住むかわからない世の中だから不安だ。
- とても仲が良いと有名で、去年金婚式のお祝いをしていた夫婦が、今では離婚の話し合いで揉めている。鬼が住むか蛇が住むかわからないものだな。
- 鬼が住むか蛇が住むかわからないけれど、一人で生きて行くこともできないのだから、人と関わることは避けられない。
まとめ
人の心や考えは目に見えませんね。
穏やかな人柄だと思っている人の心の中は、穏やかではないということもあるのではないでしょうか。
本当の人の心や考えは、本人にしかわからないものですね。
しかし、鬼が住むか蛇が住むかということばかり気にしていては、人と関わることはできないのではないでしょうか。
本当の気持ちや考えを話し合える環境を心がけながら、暮らしていきたいものですね。
また、これは人の心の深層にある思考や感情を全て理解するのは難しい、ということを表しているんだ。