「斧の柄朽つ」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
斧の柄朽つ
【読み方】
おののえくつ
【意味】
何かに夢中になっている間に、長い時間が過ぎるたとえ。
そうか、それはつまり、「何かに集中してると、気がついたらすごい時間が過ぎてしまう」ってことやな。
斧の柄が朽ちるくらいの長い時間が、あっという間に過ぎてしまうんやな。つまり、何かに没頭してると、時間の経つのを忘れてしまうことを言うんやね。
【出典】
「述異記」
【語源由来】
長い年月が経ち、斧の柄が朽ちる意から。
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「斧の柄朽つ」の解説
カンタン!解説
「斧の柄朽つ」っていうことわざはね、自分がちょっとしたことに夢中になっている間に、思ったよりもずっと長い時間が過ぎてしまっていることを表すんだよ。
例えばね、ゲームを始めたらあっという間に3時間が過ぎていた、とか、本を読み始めたら気づいたら朝になっていた、みたいな状況を指すよ。
このことわざの元になった話は、「述異記」という本に出てくる話で、晉の王質が山で不思議な子供たちの囲碁を見ていたら、ほんの一局終わるまでの間に、手に持っていた斧の柄が腐ってしまって、村に帰ったら元の人々はすでに亡くなっていた、というものなんだ。
つまり、「斧の柄朽つ」は、何かに夢中になっていて、気づいたら長い時間が過ぎていた、という状況を表しているんだよ。時間の経つのは早いから、大切な時間をどう使うか、それはすごく大切なことだよね。
「斧の柄朽つ」の使い方
浦島太郎は竜宮城で楽しんでいる間に、斧の柄朽ちたんだよね。
亀を助けてそのお礼をありがたく受け取っただけなのに、何だかひどい話よね。
実話だという人もいるよね。
ウラシマ効果ね。光速の99.5%のスピードの宇宙船で地球を出発して、地球に帰ってくるとおよそ10倍の時間が経過しているという。
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「斧の柄朽つ」の例文
- 集中しているときは、斧の柄朽つで気付いたら朝だったりする。
- 研究に没頭していたら斧の柄朽つとなり、いつのまにか50歳になっていた。
- 古墳の研究をしていたら、斧の柄朽つようにあっという間に退職の時を迎えた。
- 斧の柄朽つような、時間を忘れるくらい熱中する何かを見つけられる人生でありたい。
- 子供の頃は斧の柄朽つことがたくさんあったが、年をとると共に時の流れがゆっくりになった気がする。
斧の柄が朽ち果てるくらいの長い時間が、気づかぬうちに過ぎてしまうことを想像してみてほしい。