「大きな顔をする」の意味(語源由来)
【慣用句】
大きな顔をする
【読み方】
おおきなかおをする
【意味】
力がないのに、威張っていること。また、悪いことをしながら、平気な態度をとること。
大きな顔つきで、自己中心的に振る舞う人、または悪いことをやったのに全く気にせずにいる人のことを示すんやね。
【語源由来】
「大きな顔」がいばった顔つき、態度、また、平然とした顔つき、態度という意味であることから。
「大きな顔をする」の解説
「大きな顔をする」っていう表現は、自分がすごいと思って、いばった顔つきや態度をとることを言うんだよ。もしくはね、悪いことをしたのに、それが全然平気な顔をしてることを表すんだ。この「大きな顔」は自信に満ちた、でもちょっと高慢な顔つきを意味しているんだ。
例えばね、クラスで一番の成績を取った子が、それを誇示しているかのように自信満々に歩いていたり、他の子たちに対して偉そうに話しているとき、その子は「大きな顔をしている」って言うことができるよ。それは、自分の成果を見せつけて、自分がすごいということを他の人に認識させようとしているからだよ。
また、何か悪いことをした人が、それに対して全く罪悪感を感じていない、平気な態度を示しているときにも使うことができるよ。例えば、誰かのおもちゃを無断で借りた子が、それを全然悪いと思っていない顔をしていたら、その子も「大きな顔をしている」って言えるよ。それは、自分がやったことが悪いことだという認識が全くない、またはそれを隠しているからだよ。
「大きな顔をする」の使い方
「大きな顔をする」の例文
- 彼は新入社員のくせに大きな顔をしているし、上司が注意するとパワハラだと騒ぐ。
- 僕の父は、いつもは大きな顔をしているくせに、いざという時は全然頼りにならないんだよ。
- 電車の中で、妊婦さんがつらそうに立っているが、優先席には若いサラリーマン体の乗客が大きな顔をして占領している。
- 健太くんは喧嘩が弱いのに、空手教室に通っているというだけで、大きな顔をしている。
- 先代の人柄がとてもよく、近所に慕われていたのを良いことに、若旦那は、大きな顔をしてすべてわがもの顔に処理しようとするから反感を買う。
- 犯罪が大きな顔をしてのさばり歩くような街にしてはいけない。
また、悪いことをしても平気な顔をしている、つまり無邪気に振舞っている様子を表すこともあるんだ。