「大目玉を食う」の意味とは?
【慣用句】
大目玉を食う
【読み方】
おおめだまをくう
【意味】
ひどくしかられること。
「大目玉を食う」っていう言葉、これはすごーく怒られることを表してるんだよ。
だから、もし宿題を忘れたとか、部屋の掃除をサボったときに、ママやパパに大きなお叱りを受けることを「大目玉を食う」って言うんだ。
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「大目玉を食う」の語源由来
【語源由来】
大きく目を見開いてしかることから。「大目玉」は酷く怒っている人が怒られている人を睨み付けたときの目を、剥き出しにして大きくなった目玉に例えたものである。「大目玉を食う」「大目玉を頂戴する」など、ひどく叱られるという受け身での使用が多い。
由来を簡単に説明!
「大目玉を食う」の「大目玉」という部分なんだけど、これは、すごく怒っている人が、怒られている人をにらみつけるときの目を表しているんだ。人が本当に怒ると、目を大きく見開くことがあるよね。だから、その大きく開いた目、つまり「目玉」が「大きくなった」から「大目玉」という言葉が生まれたんだ。
次に、「食う」の部分は、ここでは文字通り「食べる」っていう意味じゃなくて、厳しく叱られる、という意味があるんだ。「食う」は古くから、「損をする」や「打撃を受ける」という意味でも使われてきたから、ここでは「大目玉」つまり「厳しい叱り」を受ける、という意味で使われているんだよ。
なので、「大目玉を食う」という表現は、「大きく開いた目で厳しく叱られる」ことを表しているんだよ。だから、宿題を忘れたときや、家の中でボール遊びをして窓ガラスを割ってしまったときなど、親や先生から厳しく叱られるときによく使う表現なんだ。
「大目玉を食う」の使い方
ああー、今日も先生から大目玉を食うことになったよ。
大目玉を食うってことは、先生はまだきらめてないってことだから、健太くんのことを気にかけている証拠だし、幸せなことよ。
そうなのかな?先生のストレス解消じゃなくて?
違うわよ。先生の愛情があるうちに、先生に褒められる回数を増やせるようになると良いわね。
「大目玉を食う」の例文
- ボールを蹴って、ガラスを割ったのは彼なのに、逃げ遅れた僕が大目玉を食うこととなった。
- 取引先から大目玉を食っているところを息子に見られ、ばつの悪い思いをした。
- 納品が遅れて仕入れ先から大目玉を食ったが、こちらが悪いので平謝りするしかなかった。
- 近所の壁に落書きしたところを見つけられ大目玉を食った。
- 身近なもので炎症反応の実験をしていたら、炎を燃え広がり、無事鎮火したが大目玉を食った。
【注意!】間違った例文
❌「先生が、理科の授業なのに国語の教科書を持ってきて、生徒から大目玉を食った。」
この使い方は間違い。「大目玉を食う」は、目上の人に対しては使わない。