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【応接に暇がない】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

応接に暇がない

「応接に暇がない」の意味(出典・類義語)

意味

【慣用句】
応接に暇がない

【読み方】
おうせつにいとまがない

【意味】
非常に多忙なことの形容。

応接=もてなすこと。来客に会うこと。

本来は、山や川などの美しい風景が次々に展開し、目移りがして一つ一つの風景をゆっくり味わっているひまがないという意味。

ことわざ博士
「応接に暇がない」という表現は、人々が次々に訪れたり、状況が頻繁に変わって、時間がなくて十分に対応できないという状況を表しているんだよ。
助手ねこ
つまり、「ひっきりなしに人が来たり、事が起こったりして、ちゃんと対応できずに忙しい」ってことやな。

もう、忙しくてヒーヒー言ってる状態を描写するための言葉なんやな。

【出典】
世説新語

【類義語】
・応接に暇あらず
・席の暖まる暇も無い
・席暖まるに暇あらず

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「応接に暇がない」の解説

カンタン!解説
解説

「応接に暇がない」という言葉は、忙しくて休む暇もなく、次から次へと人が訪れたり、状況がどんどん変わっていったりすることを指すよ。まるで波が押し寄せてくるみたいに忙しい状態を表すんだね。

この言葉の由来は、中国南北朝時代の皇族である、劉義慶が書いた「世説新語」から来ているんだ。

その中に、「山陰の道はすばらしい。高い山や深い川が、次々と目の前に現れる。その風景が次々と変わり、美しい光景が交互に映り合って、一つ一つに応接する暇もないほどだ。特に、山が紅葉している秋や、寂しげな冬に歩くと、思考すら忘れてしまうほどだ。」という部分があるんだ。

これは元々、山や川などの美しい風景が次から次へと現れて、そのすべてをゆっくりと楽しむ時間がないという意味だったんだよ。それが時が経つにつれて、とても忙しい状態を表す言葉になったんだね。たとえば、人が次から次へと訪れて、一人ひとりに対応する時間がないような状況を指すようになったんだ。

「応接に暇がない」の使い方

健太
おじいちゃんが、市長選に当選したから、今、応接に暇がないくらい来客がすごいんだ。
ともこ
へえ。それは大変ね。家でもきちんとしていないと、うっかりパジャマ姿で歩くこともできないわね。
健太
そうなんだよ。家の中なのにのんびりすることもできないんだ。
ともこ
しばらくしたら、挨拶に来る人も居なくなって落ち着くわよ。
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「応接に暇がない」の例文

例文
  1. この不景気の世の中で、ありがたいことに応接に暇がないくらいに次々に仕事が舞い込んできている。
  2. 文学賞を受賞してから、応接に暇がないほど、編集者が新作の執筆依頼にやってくるようになった。
  3. こっちでは車両の故障、こっちでは線路付近での火災、こっちでは車両事故と次々に対応すべき事象が起こって、応接に暇がない
  4. 問い合わせの電話が殺到して、応接に暇がないので、受話器を外したままにしている。
  5. 大雪が降って、急にタクシーの需要が増え応接に暇がない




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