「お山の大将」の意味(語源由来)
【慣用句】
お山の大将
【読み方】
おやまのたいしょう
【意味】
小さな集団で、自分が一番上だと得意げになっている人。
「お山の大将」という表現は、限られた範囲や狭い場所で自分だけが一番だと思って得意になっている人のことを指すんだよ。
つまり、「自分の小さい範囲で一番やと思い込んでる人」ってことやな。自分の周りだけ見て、得意げになってるけど、実はそれよりもっと大きな世界があるってことを忘れてる人のことやな。
これは、自分の視野を広げて、もっと大きな世界を見ることの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
「お山の大将おれ一人」と真っ先に丘の上に登って言い、あとから来る子を寄せ付けない子供の遊びから。
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「お山の大将」の解説
カンタン!解説
「お山の大将」っていう言葉はね、自分が一番だと思って自慢しているけど、それが実は小さな範囲、つまりちょっとした場所やグループでの話だっていう意味なんだよ。
この言葉は、子供の遊びから来ているんだ。子供たちが山のように盛られた土の上を競争して登り、一番上にたどり着いた子が、後から来る子を押し下ろして、「お山の大将おれ一人」って言って自慢するんだよ。
でも、その「大将」もその遊びの中だけの話だよね。だから、「お山の大将」っていうのは、自分が一番だと思っているけど、それが実は小さな範囲での話っていう意味になるんだよ。
例えば、クラスで一番速く走れると自慢している子がいたとしても、学校全体や県全体、国全体と比べたら、そんなに速くないかもしれないよね。そういう時に、「お山の大将」って言うんだよ。
「お山の大将」の使い方
空手部に、自分より弱い相手とだけ稽古をして、打ち負かして悦に入っている先輩がいるんだよね。
へえ。それはお山の大将ってやつね。
そうなんだよね。そんなお山の大将を気取ったところで何の意味があるのかなあ。成長できないと思うんだけどな。
健太くんのように、強い人と稽古をして、技を盗み、自分はそれより強くなってやるっていう気合いを見せてほしいわよね。
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「お山の大将」の例文
- 彼は、傷つくことが怖いので、小さな小さな組織の中でお山の大将になることしか興味がないのだった。
- 大阪でお山の大将になっていた彼は、東京ではまったく通じなかったので呆然としたらしい。
- 面談で、この田舎の高校でトップクラスの成績を取って、お山の大将になって終わるか、さらに上を目指すかと先生に言われた。
- その子は、他の子より体が大きかったので、学校に入学してすぐにお山の大将になった。
- 彼は、どこに行ってもお山の大将になりたがるんだよね。