【慣用句】
乙に澄ます
【読み方】
おつにすます
【意味】
気取った態度をとる。
【語源・由来】
「乙」は、いつもと違うしゃれているようす。
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「乙に澄ます」の使い方

ともこちゃん。さあ、お手をどうぞ。

ぷぷっ。健太くん。そんなきちんとした恰好をして、乙に澄ましていたら、似合っているけれども笑ってしまうわ。あははは。

ええー。そんなに笑わないでよ。今日は、ともこちゃんの発表会のためにめかしこんできたんだから。格好いいでしょう?

だって、いつもの健太くんとのギャップがありすぎて、笑いがこみあげてきて止まらないのよ。あははは。
「乙に澄ます」の例文
- 彼女は、「昨日は、ちょっと神戸まで行ってまいりましたの。」と乙に澄まして言ったのだった。
- 姉は、いつもは江戸っ子のようにべらんめえ口調でしゃべるのに、今日は、来客が居るので乙に澄ましていた。
- 彼は、乙に澄まして、私のことをまるで知らない人であるかのように、目も合わせずに通り過ぎたのだった。
- 彼は、いつも乙に澄ましたような話し方をするから、鼻について仕方がない。
- 彼は、大好きな彼女がいる場ではいつも乙に澄ましている。