「舌の根の乾かぬうち」の意味

舌の根の乾かぬうち
【読み方】
したのねのかわかぬうち
【意味】
言い終わったばかりなのに、それに反するような言動をする。


コロコロと意見を変えるのはええことやないって、これで言いたいわけや。
「舌の根の乾かぬうち」の解説
「舌の根の乾かぬうち」っていう言葉はね、言葉を言ったばかりで、まだ言ったことがしっかりと心に残っているっていう意味なんだよ。
例えばね、「今日は勉強する!」って言ったばかりなのに、すぐにテレビを見始めちゃったりした時に使うんだ。「えっ、さっき勉強するって言ったばかりじゃないの?もうテレビ?」っていう感じでね。
「舌の根」っていうのは、言葉が出てくるところのことを言ってて、「乾かぬうち」っていうのは、まだその言葉が新しいっていう意味なんだ。「前言に反したことを言ったりしたり」っていうのは、さっき言ったことと違うことを言ったりすること。
だから、「舌の根の乾かぬうち」っていう表現は、言葉を言ったばかりなのに、もう違うことを言ったりする時に使う言葉で、そういう行動を非難するときに使うんだよ。言葉には責任があるから、言ったことはちゃんと守るようにしようね。
「舌の根の乾かぬうち」の使い方




「舌の根の乾かぬうち」の例文
- 父は新しい自転車を買ってくれると言った舌の根の乾かぬうちに、やっぱりだめだと言い出した。
- 彼は身体を大切にすると言っていたのに、舌の根の乾かぬうちに居酒屋で一杯のビールを飲み始めた。
- ギャンブルは二度としないと誓った舌の根の乾かぬうちに、もうギャンブルにでかけてしまった。
- 彼はもう嘘をつかないと言った舌の根の乾かぬうちに平気で嘘をついた。
- 新しい市長は公約を掲げておきながら舌の根の乾かぬうちに撤回した。
「舌の根の乾かぬうち」の文学作品などの用例
よくよくのあいきょう者です。正月だから笑わなくちゃいけねえとやったその舌の根の乾かぬうちに、もうがんがんとお株を始めてどなりだしました。(佐々木味津三の右門捕物帖より)
























これは、人が言ったことをすぐに翻してしまうことへの批判や非難を表している表現なんだね。