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【舌鼓を打つ】の意味と使い方や例文(慣用句)

舌鼓を打つ

「舌鼓を打つ」の意味とは?

意味

【慣用句】
舌鼓を打つ

【読み方】
したつづみをうつ

【意味】
とてもおいしくて、舌を鳴らすこと。

鼓というのは、和楽器の一種で、中央部のくびれた胴の両端に革を張り、手で打ち鳴らす楽器のこと。
ことわざ博士
「舌鼓」の「鼓」は、「たいこ」のことを指すんだ。だから、「舌鼓を打つ」っていうのは、「舌を太鼓のように鳴らす」という意味になるんだよ。すごーく美味しいものを食べたときに、満足感で舌を鳴らす音を表してるんだ。
助手ねこ
だから、例えば美味しいピザを食べて、「うまー!」と思ったとき、その感じを「舌鼓を打つ」と言うんだよ。
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「舌鼓を打つ」の語源由来

由来を簡単に説明!
解説

「舌鼓を打つ」の「鼓」は、太鼓のことを指します。日本の伝統的な楽器で、祭りや舞台などでよく見る、独特の音がする小さな太鼓の一種だよ。この鼓(つづみ)は、音程が変わる特徴があるんだ。ひもを引っ張って締め具合を変えることで、色々な音色を出すことができるんだよ。

そして、「舌鼓を打つ」は、美味しいものを食べた時に感じる満足感を表現するときに使われる言葉だよ。昔の日本人は、おいしいものを食べたときに、舌で上顎を打つような動作をして音を出していたんだ。この音が鼓の音に似ているから、「舌鼓」と呼び始めたんだって。

だから、「舌鼓を打つ」っていう言葉は、美味しいものを食べて舌で音を立てる、つまり、「とても美味しくて満足している」という感情を表現するために使われるんだよ。

「舌鼓を打つ」の使い方

健太
あ、ともこちゃん!僕のお母さんが今日学校の帰りにたけのこを取りにおいでって言ってたよ。放課後寄って帰ってよ。
ともこ
まぁたけのこですって!?健太くんちの裏山で取れたのね?とっても嬉しいわ。ぜひ帰りに健太くんちにお邪魔させてもらうわね。
健太
僕は昨晩一足先にたけのこご飯を食べたけど、久しぶりのたけのこの味に思わず舌鼓を打ってしまったよ。
ともこ
いいわねぇたけのこご飯。あ、でも天ぷらもおいしいし、お吸い物もおいしいわよね。あー想像しただけで涎がでちゃうわ。

「舌鼓を打つ」の例文

例文
  1. 久しぶりに故郷に帰り、母親の料理に舌鼓を打った
  2. 日本海の冬の味覚に舌鼓を打つ
  3. 今日は家族でラーメン屋さんに行った。おいしいラーメンに舌鼓を打ったよ。
  4. 四季のある日本では季節に応じた料理に舌鼓を打てるのが自慢だ。
  5. 高級料亭の料理の数々に思わず舌鼓を打ってしまった。
  6. 見ている側から舌鼓を打ってしまうようなおいしそうな料理が並んでいる。

【注意!】間違った例文

❌「お団子屋さんで、おいしそうなお団子がならんでいるのを見て、舌鼓を打った。」

この使い方は間違い。「舌鼓を打つ」は、食べる前には使わないので注意。