「末の露、本の雫」の意味(語源由来)
【ことわざ】
末の露、本の雫
【読み方】
すえのつゆ、もとのしずく
【意味】
人の命のはかなさをいう。
そうかいな。つまり、人の命も、朝の露のようにはかなくて、いつかは消えてなくなるってことやな。長い命も短い命も、結局は同じ終わりが待ってるってことを言うんやね。
これは、人生の儚さや、生きてる間の大切さを教えてくれる言葉やわ。命の一時的な美しさや、その価値を思い出させてくれるんやな。
【語源・由来】
草木の葉末の露も根本の雫も、早い遅いはあってもいずれは消えてしまうことから。
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「末の露、本の雫」の解説
カンタン!解説
この言葉、「末の露、本の雫」というのはね、葉っぱの先の露(しずく)も、木の根元から落ちる雫(しずく)も、どちらも最終的には消えてなくなるっていうことを表しているんだよ。
「末の露」とは、葉の先端につく小さな水滴のことで、「本の雫」とは木の根元に落ちる水滴のこと。これらはどちらも時間が経つと消えてなくなるんだね。それで、このことわざは、人の命も長い短いはあっても、いつかは終わるということを教えてくれているんだ。
人の命は、みんないつか終わるものだから、それを大切にして、今を一生懸命生きることが大切だっていう意味があるんだよ。例えば、学校で友達と一緒に楽しい時間を過ごすことや、家族との時間を大切にすることなどが、この言葉の教えに当たるね。
このことわざは、人の命のはかなさを教えてくれると同時に、だからこそ今を大切にしようっていうメッセージも込められているんだよ。
「末の露、本の雫」の使い方
先生が亡くなったね。
まだ若いのに、末の露、本の雫よね。
末の露、本の雫だから、もっと思いっきり遊ばないと後悔する。
そういう人に限って長生きして勉強しておけばよかったと後悔するのよ。
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「末の露、本の雫」の例文
- 貴賤を問わず末の露、本の雫というように、すべての人ははかない人生の終わりの時を迎える。
- やりたいことをやっておかないと、末の露、本の雫だ。
- この木のように1000年生きている人間はいない。末の露、本の雫なので、短い人生を懸命に生きる。
- 医学が進歩する前は、今よりさらに末の露、本の雫だったんだ。
- 末の露、本の雫と嘆いていてはもったいない。末の露、本の雫だからこそ一瞬でも笑って過ごそうじゃないか。
この表現は、人間の命の儚さや一時的な性質を象徴しているんだね。人生の短さや、生命のはかなさを表現している言葉なんだ。