「魚と水」の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
魚と水
【読み方】
うおとみず
【意味】
とても親密な関係のことのたとえ。また、夫婦の仲がむつまじいこと。
魚は水がないと生きていけへんから、そういう深い絆を示す表現なんやな。それは、親友とか、すごく信頼できる人たちとの関係を指す言葉なんやな。
【語源・由来】
水と魚が切り離せないように、きわめて親密な関係ということ。
【出典】
「三国志・蜀志・諸葛亮伝」
蜀(しょく)の劉備(りゅうび)が、自分と諸葛孔明(しょかつこうめい)との間柄について、
「孤(こ)の孔明有るは、猶(な)お魚(うお)の水有るがごとし」
と言ったという故事に基づく。
【類義語】
・水魚の交わり
・管鮑の交わり
・金蘭の契り
・断金の契り
・断琴の交わり
・金石の交わり
・刎頸の交わり
・君臣水魚
【対義語】
・犬と猿
【英語訳】
It is a close relation.
The intimate intersection which cannot be left.
「魚と水」の解説
「魚と水」っていう表現はね、二つのものがすごく密接していて、とても親しい関係を持っていることを示しているんだよ。
考えてみて、魚は水の中で生きていくために水が必要だよね。水がないと、魚は生きていけないんだ。だから、魚と水の関係は、とても密接で、切っても切れない関係だよ。
だからね、もし二人の友達がすごく仲が良くて、一緒にいないと困るくらいだったら、その二人の関係は「魚と水のようだ」と言うことができるんだよ。これは、二人がどれだけ親しいか、どれだけ切っても切れない関係を持っているかを表しているんだね。
この表現を使って、友達や家族など、自分の大切な人との強い絆を表現することができるよ。
「魚と水」の使い方
「魚と水」の例文
- 彼と僕は魚と水の関係で、小学生の頃からもう30年の付き合いになる。
- お隣のご夫婦は、どこへ行くにもいつも一緒で手をつないで出かけているわ。魚と水ということかしら。
- おじいちゃんとおばあちゃんは、今年金婚式を迎えた。魚と水でうらやましいことだ。
- 私と彼女は高校時代から魚と水を続けている。
- 兄とその友人は、魚と水というような関係だ。
「国際交流で開いたパーティーでは、留学生たちと魚と水の関係になれた。」と使うのは誤り。
まとめ
友人同士でも、夫婦でも仲がよいことは素晴らしいことですね。
魚と水というような関係でいられることは、とても幸せなことではないでしょうか。
いつまでもそのような関係を続けていきたいものですね。