「図星を指す」の意味(語源由来)
【慣用句】
図星を指す
【読み方】
ずぼしをさす
【意味】
物事を推察してぴたりと言い当てる。
ああ、そういうことかいな。物事をよく見て、正確に言い当てることを言うんやな。観察や推測から事実や本質を見抜く能力やね。
物事の核心を見抜く能力の価値を表してる言葉やね。
【語源・由来】
「図星」が、的(まと)の中心の黒い点の意味であること。目当てのところ、急所。「図星」を狙って弓で矢を射るところから、思惑や指摘などを当てる意味でも用いられるようになった。
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「図星を指す」の解説
カンタン!解説
「図星を指す」というのはね、まるで矢が的のど真ん中に当たるように、人の考えや隠れた事情を正確に言い当てることを言うんだよ。
たとえば、学校で友達が何か悩んでいて、それを言わなくても、他の友達が「もしかして、こういうこと?」と聞いて、その通りだった時、それが「図星を指す」ってことなんだ。
この表現は、他人の心の中や状況をとてもよく理解していることを示しているんだよ。だから、友達の気持ちをよく理解して、適切なアドバイスや励ましをすることが大事なんだね。
「図星を指す」の使い方
健太くん。あの子のことが好きなんでしょう?あっ。図星を指された顔をした!
えぇー。そんな顔をしていないよ。急に変なことを言い出すからびっくりしただけだよ。
隠さなくてもいいじゃないの。協力できることがあればするわよ。
一番ばれたら厄介なともこちゃんにばれてしまったなあ・・・。
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「図星を指す」の例文
- ともこちゃんの大きく開いた眼は、正直に、健太くんが図星を指したことを語っている。
- その男は、図星を指されたかのように、顔を引きつらせて黙って私の話を聞いていた。
- 健太くんは、無言で首を振ったが、図星を指された胸の内は苦しいものだった。
- 彼が、今、君に耳打ちをしていた秘密の段々、これを真正面から図星を指してみようか。
- 図星を指されて不機嫌になるなんて、あまりともこちゃんらしくもないけれど。
「図星を指す」の文学作品などの用例
老看守はその男の言うことなぞは碌に聞かずに、自分の言うだけのことを続けて行く。その男も、もうもみ手はよして、図星を指されたかのように黙っていた。。(大杉栄の獄中記より)
つまり、この表現は、洞察力や鋭い判断力を持って、物事の真実を正確に捉えることを教えているんだ。