「木菟引きが木菟に引かれる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
木菟引きが木菟に引かれる
【読み方】
ずくひきがずくにひかれる
【意味】
相手をやっつけようとするも、逆に相手の術中にはまりやられてしまうこと。
「木菟」は、みみずく、「木菟引き」は、昼間は目が見えず動けないみみずくを鳥がつつくこと。また、その鳥。
「木菟引きが木菟に引かれる」という言葉は、相手を出し抜こうとした者が、逆に相手の策略にはまり、自分が破れてしまう状況をたとえているんだよ。
ああ、そういうことか。つまり、人を陥れようとした者が、結局はその人の策略に自分がはまってしまうってことやな。自分が仕掛けた罠に自分がかかるみたいなもんやね。
これは、策略や計画が逆に自分に跳ね返ってくることを警告してる言葉やわ。計画を立てるときは慎重に、ってことやね。
【語源・由来】
みみずくをからかいに来た鳥が、みみずくを囮にして待っていた猟師に捕まる意から。
【類義語】
・人捕る亀が人に捕られる
・木乃伊取りが木乃伊になる
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「木菟引きが木菟に引かれる」の解説
カンタン!解説
この言葉、「木菟引きが木菟に引かれる」というのはね、みみずくをからかいに行った鳥が、実はみみずくを使って待ち構えていた猟師に捕まるっていう話から来ているんだ。
つまり、他の人を困らせようとしていたり、罠にかけようとしていた人が、逆に自分がその罠にはまってしまうっていうことなんだよ。
たとえば、学校でいたずらを計画している子がいて、他の子をからかおうとしていたけど、結局は自分が先生に見つかって怒られるみたいなことがこれに当たるね。自分が他の人にやろうとしたことが、結局は自分に返ってくるっていう意味なんだ。
このことわざは、他人をだますようなことをすると、最終的には自分にも悪い結果が来るって教えてくれるんだよ。だから、人に優しくすることが大切だっていうことを示しているんだね。
「木菟引きが木菟に引かれる」の使い方
懲らしめに行ったはずなのになあ。おかしいなあ。
うまくいったの?
いやあ。なぜか僕が懲らしめられたよ。
木菟引きが木菟に引かれるというやつね。まんまとやられてしまったってわけね。
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「木菟引きが木菟に引かれる」の例文
- 打倒ライバル会社のつもりが、木菟引きが木菟に引かれるように、相手の策略にはまり逆に打倒されてしまった。
- 弱い者いじめをしているつもりが木菟引きが木菟に引かれ、先生に見つかり停学になってしまった。
- 騒音を注意しに行ったはずなのに、木菟引きが木菟に引かれるようにすごすご帰宅することになってしまった。
- 退治するはずが、木菟引きが木菟に引かれるごとく反対にやり込められた。
- 他人をからかったりするから、木菟引きが木菟に引かれるように相手の謀略にからめとられることになる。