「不意を突く」の意味とは?(類義語)
【慣用句】
不意を突く
【読み方】
ふいをつく
【意味】
相手に対して出し抜けに予期しないことを行うこと。
「不意を突く」という表現は、相手が全く予想していないタイミングや状況で何かをする、という意味を持つんだよ。
つまり、「相手がまったく用意してないときに、バッと行動する」ってことやな。相手がガードが下がってるときに、びっくりするようなことをするんやな。これは、何事もタイミングが大切やってことを教えてくれてる言葉やな。
【類義語】
不意を討つ
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「不意を突く」の語源由来・解説
由来を簡単に説明!
「不意を突く」の「不意」は「予想外」や「意表をつく」などと同じ意味で、「突く」は「突然に」や「予期せぬ」という意味を持つんだよ。
この言葉の背景には、古代の戦闘の戦術があるとされているんだ。戦士たちは敵が警戒を緩めているところ、つまり敵が予想していないところを見つけて、そこを突く(つまり攻撃を仕掛ける)ことが大事だったんだよ。
だから、「不意を突く」という表現は、相手の先を読んで、その予想を超えるような行動をするという意味になるんだ。
例えば、お友達がボールを持っていて、そのお友達が全く予想していないときにボールを取りに行くようなことを「不意を突く」と言うんだよ。予想外の行動でお友達を驚かせるわけだね。
「不意を突く」の使い方
健太くん。昨日は空手の試合で負けてしまって残念だったわね。
そうだね。昨日は、不意を突く攻撃を受けて、そのまま、あれよあれよという間に気がついたら、床の上に倒されていたよ。
相手は、相当、健太くんの癖を研究していたわね。
そうだね。次の大会までに研究されていない技を磨くよ。
「不意を突く」の例文
- 被害者は、眠っているところを襲われたのか、不意を突かれたのか、どちらかだと思うが、頭を殴られた跡は見られなかったから、事前に昏倒させられたのではない。
- 体調が回復していれば、不意を突かれなければ、何とか勝てるはず。
- 彼の不意を突く攻撃に、僕は一瞬、体勢を崩してしまい、そこに隙ができた。
- ショーウィンドウのガラスにうつった姿を眺めていた彼女の肩を叩いたら、不意を突く行為だったらしく、相当驚かせてしまった。
- 拳銃を持った強盗犯は、警官の不意を突いて逃げたらしく、まだこの辺にいるかもしれないので注意が必要だ。