「あくせくする」の意味(語源由来)
【慣用句】
あくせくする
【読み方】
あくせくする
【意味】
細かいことを気にして、落ち着かないさま。目先のことにとらわれて、気持ちがせかせかするさま。
「あくせくする」という表現は、細かいことに気を取られて、なかなか落ち着かない状態を示すんだ。
つまり、「あくせくする」って言葉は、細かいことに気を取られて、気持ちがいつもせかせかしてる様子を表してるんや。
大事なのは落ち着いて全体を見渡すことやけど、細かいとこばかり気になってしまうんやな。
【語源由来】
「あくせく」の語源は、漢語「齷齪(あくさく)」で、元々は「歯と歯との間が狭いさま」を表して用いていた。そこから、「差し迫るさま」や「心の狭いさま」の意味が生まれ、「あくせく」に音変化したと考えられている。
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「あくせくする」の解説
カンタン!解説
「あくせくする」っていう言葉は、漢語の「齷齪(あくさく)」から来ているんだよ。この「齷齪」の意味は、「歯と歯の間が狭い」ことなんだ。
でも時間が経つにつれて、「齷齪」は「心の狭いさま」を意味するようになったんだ。つまり、細かいことにこだわって、なかなか落ち着かない様子や、目先のことばかり気にしてせかせかと忙しく動き回る様子を表すようになったんだよ。
そしてその「齷齪」がなまって、「あくせく」という言葉が生まれたわけさ。「あくせく働く」や「あくせく悩む」なんて使い方をすることが多いね。
例えば、「あくせく働いても、大切なことを見失うだけだよ」っていう風に使うことができるね。これは、「一生懸命働くのは大事だけど、本当に大切なことが見えなくなってしまうよ」っていう意味になるんだ。
「あくせくする」の使い方
健太くん。急がないと学校に間に合わないわよ。
ゆっくり行こうよ。朝からあくせくしたくないよ。
健太くん。今日、校門に立っているのは鬼のような体育の先生よ。
うわあ。温厚な校長先生じゃないの?それは急がないと。
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「あくせくする」の例文
- 近い将来には、日々の生活の為にあくせくする日々が来るのだから、今は、現実を忘れて遊びまくろうと決めた。
- 向こうから来てくれるというのなら、こっちがあくせくする道理はないのだからここで待っていよう。
- いつもあくせくしている人とはつき合いたいとは思わないし、尊敬できない。
- 食べものが無くなる冬が来る前に、あくせくしているアリたちをキリギリスは馬鹿にしたように眺めながら歌を歌っていた。
- 大自然に囲まれた田舎での生活の中で、都会であくせくしていてる時には気づかなかったことに、たくさん気づかされたのだ。